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年上Lovers♡♡
第3章 軽音部の愛先輩
先輩への挨拶、短い会話、を本当にコツコツと積み上げて、俺は愛先輩のお気に入りになった。
「とっつん!それここまで持ってきて!」
先輩は俺のことを扱き使う、でもそれが嬉しかった。
「本当に役に立つね~いつもありがと!」
あなたのその笑顔がいつまでも見れるならそれでいいと思ってた。
「おっ、愛ちゃん。後輩パシって先輩ヅラだね~」
「…そっ、そんなことないですっ!」
もう部活を引退したのに、たまに遊びに来る大樹先輩に…先輩は惚れているんだと感じた。
……いつも、俺には笑顔しか見せなかったのに、大樹先輩の前では…そんな顔を赤らめて…
何度も何度も諦めようとした、…でも諦めようとする度にもっと好きになる一方だった。
そんなある日、部活内である噂がたった。
"愛ちゃんが大樹先輩にフラれた"
もともと付き合ってたか、愛先輩が告白したのかは分からなかったけれど、愛先輩はその日の部活にはいなかった。