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年上Lovers♡♡
第3章 軽音部の愛先輩
「「「卒業おめでとうございます!」」」
"わぁ~ありがとう…"
"また遊ぼね~…うっっ…"
"…しぇんぱい~~っ!"
周りから色んな声が飛び交う。愛先輩は目を真っ赤にして泣きながら笑っている。
…やっぱり何をしてても…、可愛い…
「じゃあ、打ち上げ行くぞ~!」
部長のその声で皆が動き出す。
「いいのかなぁ~とっつん♡」
「…何それキモイ」
「激似だろ?この角度そっくりじゃね?」
どこがそっくりだ…、俺のバンド仲間、また愛先輩の実弟の洋(ヨウ)が人差し指で俺の腕をツンツンし、上目遣いで見てる。…似てない、気持ち悪い。
「…で、いいのかな~?とっつんは男だろ~~ん~~??」
「うるせぇー」
「なぁ姉ちゃん!」
「ちょっ…!」
愛先輩が振り返って目が合う。すぐに笑った顔に胸が高鳴った。