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年上Lovers♡♡
第3章 軽音部の愛先輩
「なに~?」
「とっつんが用事あるってさ!」
「…おまっ!」
そう言って違う列の方に走っていった。要するに、今は愛先輩と2人…後ろに人はいない
「……とっつ~んっ」
愛先輩がいきなり俺の肩めがけて突進してきた。ふわっと髪の毛からいい匂いがした。
「…愛先輩…、」
「…ん?」
俺の背中が強い風を受けた。愛先輩の長い髪の毛が風で乱れる。
「わぁっ!髪の毛がっ…」
広がり乱れた髪を一つにまとめ愛先輩ごと抱きしめた。
「好きだ」
二人だけの空間と錯覚してしまうようにまた強く暖かな風が二人を包み込んだ。