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年上Lovers♡♡
第4章 保健医の菊ちゃん
10分経ったのだろう、チャイムが放送された。
菊ちゃんはいつも起こしてくれる、俺はそれをいつも待っている。足音が近づいてる気がした…
ーーシャッ
「…郷田くんー、お昼休みだよ〜」
「………」
「……郷田くん?」
たまには寝たフリするのもいいかもしれない。そう思った俺の髪が耳にかけられた。…菊ちゃん?
「…郷田くん、早く起きて…」
そっと小声で呟く菊ちゃんの声に俺の心臓が速まった。…頬に指先が当たる、その瞬間目を開けてしまいそうになったけどなんとか我慢した。
「……お願い、起きて…早く止めて…」
指先は頬を丸く書くように撫でていて、だんだんとその速度が緩まるとベッドの軋む音がした。
「…郷田くん、……起きないで…怒らないで…」
指先が額の髪の生え際からまた髪を耳にかけて、顎のラインが手で添えられた。…菊ちゃんの声は甘くとても近くに聞こえるようになって、俺はただなんとか目を瞑れている。
「………スキ」
でもその声が聞こえた瞬間、俺のあそこは勢い良く勃ち、そして気が付けば俺の唇に柔らかいものが当たっていた。