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年上Lovers♡♡
第4章 保健医の菊ちゃん


唇に当たった感覚がなくなるのと同時に俺はゆっくり目を開けた。俺が見えたのはまだ目を瞑った菊ちゃんだったけど、少しずつ目を開くと俺が起きたことに気付いたのか口も徐々に開き、手で口を隠していた。

「きゃっ…!」

俺は菊ちゃんの腕を強く引いてベッドに乗せた。俺の顔の横に菊ちゃんの顔がある…それだけでもドキドキするけど、菊ちゃんの肩を抱いて耳にそっと

「…俺も菊ちゃんが好きだよ」

と言えば俺以上に顔を赤くする菊ちゃんを可愛いと思えた。

「…起きてたの?」

「うん、菊ちゃんに好きって言ってもらえるなんて思ってなかったから嬉しかった。でも、普通は男からじゃね?俺めっちゃ我慢してたんだけど…」

「…ごめん、でも寝てたから…いいかなっと思って…」

そう言って照れながら俺を見る目はとっても潤んでいて、正直襲ってしまいたくなった。でも、誰もいないって言っても学校だし!また俺は我慢してたのに…

「……もっかい、キスしたい…」

って言うんだけど…どうする俺?理性飛ぶかも…

「…菊ちゃん、好き?」

「………大好き、ずっと好きだった」

「…俺もだよ」

そっと頬に手を当てると、すっと首に菊ちゃんの腕が回り、どちらからともなく目を閉じて、唇が型にはまったように合わさった。

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