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年上Lovers♡♡
第4章 保健医の菊ちゃん
菊ちゃんの車に揺られ着いたのはとあるマンションだった。菊ちゃんが車通勤する理由もだいたい理解できた。ここは学校の最寄りの線路から外れている。
「…私の家……デス…」
「……入ってもいいの?」
「うんっ、…お家の人は?」
「後で連絡入れとく」
エレベーターで5階まで上がって、ある部屋で菊ちゃんが鞄をゴソゴソと探り鍵を出した。
「……どうぞ」
「…お邪魔します……」
菊ちゃんの靴が綺麗に並んだ玄関先からふわりと菊ちゃんの匂いを感じる。…なんか、ずっとここにいたいかも…
「…ご飯まだ…よね…?」
「…うん、作ってくれるの?」
「……簡単だけど…」
中の部屋から聞こえた声を辿っていくとエプロン姿になって手を洗う菊ちゃんを見つけた…いつもは見ることのないエプロン姿に心臓が強く脈打った。