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第4章 保健医の菊ちゃん

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郷田くんと保健室で越えてはいけない線を越えた気がした、だから罰が当たった。そう思うしかなかった、だって私達は教師と生徒だから。

いつも郷田くんの隣にいる男の子が保健室で私たちを見てニヤッと笑ったあの顔が忘れられない。

一体、何に笑ったんだろう…？

私が彼より年取ってるからキツいとか？

それとも、教師が何やって呆れてるとか？

気にしだしたら止まらない私のメガティブな部分が強く出てくる。

あの時私は自分がそうなりたいと思えばそれでいいと思えなかった、どうしても…郷田くんのことを考えてしまって…まだ若いのにリスクの高い私が縛る訳にはいかない、その気持ちが彼を避けるというわたしの行動に結びつけた。


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