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年上Lovers♡♡
第4章 保健医の菊ちゃん
話を聞いたあと俺はもう少しちゃんと話し合っておくべきだったと後悔した。
「……そいつヒデっていうんだけどさ、俺のこと…菊ちゃんが好きってことも全部知っててさ、悪い奴じゃないんだ。安心して、俺をからかうだけだったから」
「…からかうって、……私が老けてるとか?」
なんでそうつながるんだろう…?
「菊ちゃん老けてないじゃん、それにからかわれたの俺だけど?付き合えたと思ったらさ、アホみたいに浮かれてさ!」
「そうなの?」
菊ちゃんが笑っている。笑顔が見れてホッとした。
「やっぱり色々考えちゃうの、本当にいいのかなーって。バレたら私より郷田くんの方が心配」
「…そんなことより、俺は菊ちゃんが好きな気持ちの方が強い…かなっ?」
「なんでそこ疑問形になるの?」
2人で自然に向かい合わせになる。……もう、待ちたくない、止めたくない…
「…これから先のことは2人で考えよう」
「うん…」
「菊ちゃん、…言って?」
「…………好きだよっ…んっ」
久しぶりの菊ちゃんの唇は相変わらず柔らかくて気持ちが良かった。