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第3章 美畜の宴

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しっかりとメイクアップされた安代美雪は、その後プロっぽいカメラマンに何枚も写真を撮られた。
衣装を替えながらモデルの撮影のように、衣装にはレオタードや水着などもあり、最後には下着姿まで撮影された。
結局その日はそれで終わり、羽生が戻ってくることもなく、クラブの送迎車と思われる高級外車で帰宅することになった。
家で訝しんでいると、やはり羽生菱二からのメールが入る。

（明日は夕方に迎えに行く、なにか理由をつけて出て来い。 普段着でいい、化粧もいつものままだ……）

今日あれほどのドレスアップを自分に施しておいて、一体何がしたいのだろう？ 美雪は混乱するのだが、きっとあのクラブで働かされるのだろう、くらいにしか考えていなかった。