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第3章 美畜の宴

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「さあ、お集まりのお客様。 本日のショーの主役がやってまいりました……」
安いピンクキャバレーのようなMCが入る。 羽生菱二がマイクを持って声を上ずらせていた。
パチパチとまばらな拍手が起こり、ボックス席のVIP会員達はステージへと注目する。

「お客様には先ほどよりクラブ内の大型モニターから、この女のスライドショーを流しておりましたが、簡単にこの女のプロフィールをご紹介したいと思います……」

そんな中、ステージへと運ばれてきた安代美雪は、後ろ手に縛られてしまい、二人の体格の良い、クラブのボディガード風の男に、両側から肩を押さえつけられてステージの中央に座らされている。