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第4章 蛇蝎の槽

最高級店らしく、浴室との仕切りがない以外は、その室内はまるでリゾートホテルのようだーー。

「ミユキ、客がイきそうになったら、どうするんだ？」
店長の男は、全裸で、騎乗位になって腰を振る美雪に訊いた。

「……このまま、出されますか？」
美雪は目を閉じたまま、小さな疲れた声をだした。

店長はこの店の教育係りでもあるが調教師でもある。 羽生菱二に命じられて暫くは安代美雪に付ききりで指導するように言われていた。

その特技は自分の性器と射精の制御だ。
多くの女達を一流の風俗嬢として教育するために、自分の身体を自在にコントロールできた。