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近くて甘い
第20章 王子の申し出

この会社に入社してから、まるで神様のように扱われている、社長と副社長。


壮絶なお茶汲みジャンケンに勝利してやっと顔を近くで見る事が出来るくらいの存在だというのに、加奈子だけは少し特別なような気がしてならない。



下っ端の下っ端であるにも関わらず、“田部”と名前を覚えられているしなぁ…



「もしかしたら…脈アリ…なのかもよ?」


「えっ?藍?」


「だってさ、あんな短期間で何回も話し掛けてもらえるなんて、それだけですごいっていうか、なんていうか」


「っ…ちょっと…調子乗っちゃうじゃんっ!やめてよっ!」



明らかに嬉しそうな顔をした加奈子は顔を真っ赤にさせながら、力強く藍の背中を叩いた。



あり得ないっ…
あんなにイケメンでパーフェクトな人が、私のことを好きだなんてっ…


いやっ…でもでもでもでもでもでもっ…


もしっ…奇跡が起きて、私のことを好きって言ってくれたらっ…



「加奈子っ!!! 顔が最高にだらしなくなってる!!!」


「あっ…ごめんっ…妄想にひたってたっ…」



ハッと我に返った加奈子の方を、そばを通った上司が叩いた。

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