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第2章 『切り刻まれる制服』

俺は尚が行きそうな場所を探した。

‥ったく、どこだ？


その時、ふと思い出した。


‥あそこか？


その場所は尚がいつか言ってた場所。

『落ち込んだり悲しくなったら屋上いって思いっきり泣くんだ』

俺は屋上へ続く階段を駆け上った。


バタン！


屋上に尚がいた。

案の定、身体を抱え泣いていた。


「‥尚」


尚の身体は一瞬ビクッとなったが、そのまま泣いていた。

俺は尚の頭に手を乗せ髪の毛を撫でていた。