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恋セヨ乙女
第13章 修学旅行ナイショの恋
グッタリする私を抱え先生が言った。
「イったね」
……イった…。
これがイくという事。
「でもこれは序の口。本当の悦びはもっと…」
「………」
「……それはあいつに教えてもらいな」
フッと先生の眉が切なく下がった。
寝かされた私をゆっくりと起こし乱れた服と髪を整える。
達したばかりの身体にはまだ快感のエネルギーが残っていて、身体を動かす度に小さく漏れ出す。
「………」
「鈴村さん…ごめん」
先生は私の顔を見ることなく呟いた。
そして腕時計をチラリと見る。
「先生方の見回りももう終わってる。さすがに皆寝てるだろうけど…念のためもう少し待ってから戻りな」
「………」
「俺は少し頭を冷やしてくるから…」
私をベッドに残し先生が立ち上がる。
思わず服の袖を掴むと先生は優しくその手を剥がした。
パタン…
振り返ることすらなく先生が部屋を出て行く。
私は一人残されたまま先生が出ていったドアを見ていた。
床には脱がされたルームパンツと下着。
下半身に何も身に付けない私は呆然とベッドに座ったままで。
震える指で唇をなぞる。
ついさっきの嵐のような出来事は何だったのだろうか。
あの日、電車の中で遭った痴漢以上の事をされたのに嫌ではなかった。
今まで見た先生以上に知らない先生の顔。
それはきっと先生の男の部分・・・
男の顔をした先生は不思議と怖くなかった。
あの手のひらで、指先で、胸を触られ下半身を弄られ絶頂へと導かれた。
好きな人に教えられた悦びは嬉しく、怠い身体が愛しかった。
私は女なのだと当たり前の事を改めて思う。
先生の手で…私は自分の中の女を知った。
なかったことになるであろう出来事でも嬉しいと思う愚かな私。
濡れた下着を身に付け部屋に戻ったのはそれからしばらくしてからのことだった。
その間も先生が戻ってくることはなく…
忘れられない修学旅行が終わりを告げる。
誰も知らない出来事が夢と消えていった。
「イったね」
……イった…。
これがイくという事。
「でもこれは序の口。本当の悦びはもっと…」
「………」
「……それはあいつに教えてもらいな」
フッと先生の眉が切なく下がった。
寝かされた私をゆっくりと起こし乱れた服と髪を整える。
達したばかりの身体にはまだ快感のエネルギーが残っていて、身体を動かす度に小さく漏れ出す。
「………」
「鈴村さん…ごめん」
先生は私の顔を見ることなく呟いた。
そして腕時計をチラリと見る。
「先生方の見回りももう終わってる。さすがに皆寝てるだろうけど…念のためもう少し待ってから戻りな」
「………」
「俺は少し頭を冷やしてくるから…」
私をベッドに残し先生が立ち上がる。
思わず服の袖を掴むと先生は優しくその手を剥がした。
パタン…
振り返ることすらなく先生が部屋を出て行く。
私は一人残されたまま先生が出ていったドアを見ていた。
床には脱がされたルームパンツと下着。
下半身に何も身に付けない私は呆然とベッドに座ったままで。
震える指で唇をなぞる。
ついさっきの嵐のような出来事は何だったのだろうか。
あの日、電車の中で遭った痴漢以上の事をされたのに嫌ではなかった。
今まで見た先生以上に知らない先生の顔。
それはきっと先生の男の部分・・・
男の顔をした先生は不思議と怖くなかった。
あの手のひらで、指先で、胸を触られ下半身を弄られ絶頂へと導かれた。
好きな人に教えられた悦びは嬉しく、怠い身体が愛しかった。
私は女なのだと当たり前の事を改めて思う。
先生の手で…私は自分の中の女を知った。
なかったことになるであろう出来事でも嬉しいと思う愚かな私。
濡れた下着を身に付け部屋に戻ったのはそれからしばらくしてからのことだった。
その間も先生が戻ってくることはなく…
忘れられない修学旅行が終わりを告げる。
誰も知らない出来事が夢と消えていった。