この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
恋セヨ乙女
第15章 動き出した関係
それから大地との付き合いは順調に進んでいった。
一学期の終わりに初めて手を繋いだ。
夏なのに妙に冷たく汗ばんだ大地の手から緊張が伝わってきて私までガチガチになってしまった。
夏休みの終わりに初めてキスをした。
唇が一瞬触れるだけのフレンチキス…
唇が離れてから二人無言になってそれが妙に恥ずかしかったのを覚えている。
それから徐々にキスの回数が増え、キスの仕方が変わり、最近では……
「ん、」
「………」
「んっ…」
遊びに来た大地の部屋でいつものようにキスをする。
ディープキスに慣れた頃からキスは毎回するものになっていた。
初めは遠慮がちだった大地のキスも回数を重ねるごとに熱いものになってきて。
「…んっ……はあっ…」
最近、キスをしながら大地の手が肩や腕をさ迷う。
…もしかして胸を触りたいのかな、なんて。
予感めいたものを私は感じてしまったり。
「大地…」
名前を呼ぶと大地の手はビクっと止まる。
「…何?」
「そろそろ帰らなきゃ…」
「……あ、そうだな…」
時計を見て、それから大地はあからさまに肩を落とした。
……大地は本当に分かりやすい。
付き合って「彼氏」として大地を見た時まずそう思った。
別れ際は必ず寂しそうな顔をするし新しいアクションを起こす時は無口になるし。
「そんな顔しないで?また明日会えるでしょ」
大地の頭を撫でると大地は照れながら不機嫌になった。
「おまえ最近生意気」
「うん、大地が私を好きなことよーーく分かってるからね」
「………」
ふふっと笑うと大地がガバッと抱きついた。
「図に乗るなバーカ。…でも」
“好きだよ”なんて耳元で囁く大地は反則だ。
胸がキュンとしてもっと甘えてほしくなる。
「………」
「お、赤くなった」
「誰のせい!?」
「俺か?」
そして唇がまた触れる。
一学期の終わりに初めて手を繋いだ。
夏なのに妙に冷たく汗ばんだ大地の手から緊張が伝わってきて私までガチガチになってしまった。
夏休みの終わりに初めてキスをした。
唇が一瞬触れるだけのフレンチキス…
唇が離れてから二人無言になってそれが妙に恥ずかしかったのを覚えている。
それから徐々にキスの回数が増え、キスの仕方が変わり、最近では……
「ん、」
「………」
「んっ…」
遊びに来た大地の部屋でいつものようにキスをする。
ディープキスに慣れた頃からキスは毎回するものになっていた。
初めは遠慮がちだった大地のキスも回数を重ねるごとに熱いものになってきて。
「…んっ……はあっ…」
最近、キスをしながら大地の手が肩や腕をさ迷う。
…もしかして胸を触りたいのかな、なんて。
予感めいたものを私は感じてしまったり。
「大地…」
名前を呼ぶと大地の手はビクっと止まる。
「…何?」
「そろそろ帰らなきゃ…」
「……あ、そうだな…」
時計を見て、それから大地はあからさまに肩を落とした。
……大地は本当に分かりやすい。
付き合って「彼氏」として大地を見た時まずそう思った。
別れ際は必ず寂しそうな顔をするし新しいアクションを起こす時は無口になるし。
「そんな顔しないで?また明日会えるでしょ」
大地の頭を撫でると大地は照れながら不機嫌になった。
「おまえ最近生意気」
「うん、大地が私を好きなことよーーく分かってるからね」
「………」
ふふっと笑うと大地がガバッと抱きついた。
「図に乗るなバーカ。…でも」
“好きだよ”なんて耳元で囁く大地は反則だ。
胸がキュンとしてもっと甘えてほしくなる。
「………」
「お、赤くなった」
「誰のせい!?」
「俺か?」
そして唇がまた触れる。