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恋セヨ乙女
第15章 動き出した関係
…そう、女子という生き物は男の子が思ってるより遥かに知識があって…俗っぽい生き物なのです。


大地がそんなことを思っていたなんて全く知らなかったから…


穏やかなお昼休み、お弁当を食べながら私は友人二人に悩みを相談していたのですが……





「三回目だよ!?どう思う?」



あれからまた二回、そんな機会があって。
大地は私の身体を舐めたり触ったり、…多分その一歩手前までの事はしているんだと思う。


「私、全裸にされるのに大地は一枚も脱がないの。どうしてだと思う?」


いつも私が果てて終わり。
大地の身体には触れさせてもくれない。



「…なんかコンプレックスでもあるんじゃないの?」


「コンプレックス?」


「お腹ブヨブヨとか」


「……いや、それはない。多分」


「じゃあ見られたくない傷があるとか」


「それはキッパリ言える。ない」


うーんと二人が考える。
セックスには妊娠の危険性も伴うわけだから、その辺を心配して最後までやらないのかなと思ったりもしている。


けど私に触れるなら私にも触れさせてほしい。
私だけじゃなくて大地にだって気持ち良くなってほしいって…


思う私、変かな?


「最後までしなくたってさ、私にするくらいの事は大地にしたっていいと思うの」


「男は女と違って性感帯が一ヶ所に集中してるからね~」


「で、でも私は別に構わないと思うの」


それでも。大地も同じように気持ち良くなれるなら。



「…勃たないんじゃない?」


相変わらずなっちゃんは爆弾娘でとんでもないことを口にする。


「それは…ない」


ないからどうしてだろうって思ってるのに。


「分かった、大地さん包…」


「……それ以上言ったら怒るよ!?」


「じゃあ大きさにコンプ……」


「なっちゃん!!」


ゴチンとなっちゃんに拳骨するとゆらがまあまあと私たちをなだめる。



「でもさ、大地くんが包茎だろうと短小だろうと真優の気持ちは変わらないわけでしょ?」


「そ、そうね」


「だったら大地くんにそれを伝えてみればどうかな?大地くん安心するよ、きっと」


素敵な笑顔でゆらはアドバイスしてくれるけど…









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