パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第16章 真優と大地

筋肉質な身体は見るからに私とは質感が違う。
そんなところからも大地を意識してしまい目のやり場に困って視線が泳ぐ。



「見たかったんだろ」


「………」


「見たかったのはこっちじゃねーのか」


大地の手がベルトに掛かった。


「そ、それは刺激が強いから」


「どっちにしてもいずれ見るだろ」


「！！、でも今はいい…ホントお願い」


今まで頑なに見せようとしなかった身体を今日は惜しげもなくさらけ出す大地に戸惑ってしまう。


爆発しそうな心臓を抱える私に両手を広げて大地が言った。


「おいで真優」


「………」


「どうした、来いよ」


「………」


恐る恐る身体を預ける。
初めて触れた人肌は熱かった。


「大地…」


広くて硬い大地の胸板に私の胸が潰される。
腕を回した背中もシッカリしていてその感覚に酔いそうになる。


「改めて真優は柔らかいな」


腕の中に囲うように大地が抱き締め、指先が背中を辿る。
繊細な刺激にピクンと身体が跳ねた。


「…くすぐったい？」


「ん…くすぐったい」


肩に唇を押し宛て大地にしがみつき込み上げる感覚を封じ込める。
首筋に這わされた唇が遊ぶ度上擦った声が押し出され我慢していた快感がジワジワと身体を巡った。


大地はゆっくり私を押し倒す。
そして首筋から順に乳房を目指しキスが落ちる。
やわやわと胸を揉まれ頭が白く痺れていった。


「胸、気持ちい？」


チュッチュッとキスをしながら大地が尋ねる。


「うん…気持ちい…」


乳房だけの緩やかな刺激に身を任せながら、私の身体はその先を期待し始めていた。