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恋セヨ乙女
第20章 沙映子
―――大地の彼女の話を詳しく聞いたのは、大友からが初めてだった。



「大地の彼女可愛い子でさ、こう…オッパイがこう…」


身ぶり手振り、大友は彼女の胸の大きさを表現する。


「大地やっぱおっぱいフェチだぜ!美紀さんとか和佳さんとかの胸よく見てたもんなー」


「アンタだって例外ないじゃない」


「嫌いな男はいないだろ!?しかも夜二人で始めちゃって」


ブホッ!!


飲んでいたビールを思わず吹き出す。



「マ、マジで!?」


大地が!?


「マジだって!俺が寝てると思ってベランダで確実に何かヤってた!」


「………」


「朝になったら彼女のキスマークが増えててさ、」


「生々しすぎる…」


「あいつ彼女にはデレッデレでさー、いやー面白いモン見れたわ」


「へ、へぇ…あの大地がねぇ」



彼女が居るとは聞いてたけど話なんて一度も聞いたことないから上手く行ってないのかと思ってた。


私は今、自然に笑えてるのだろうか。
少なくともこの話を聞いたのが飲み会で、大友が酒が弱いことが救いだと思った。


……私は大地が好きだ。
大学に入ってからもうずっと。


ぶっきらぼうで口は悪いのにさりげなく優しいところ。
意外と頼りになるところ…


具体的にどうこうしたいなんて思ってはいないけど…


「………」


彼女と仲いいのか。
なんとなくショックだったのはやっぱり私に下心があった…ってことだよな。


自暴自棄になって一気にグラスを傾けると大友が「やっぱ沙映子は男前だなー」と背中を叩いた。


「急に叩くな!」


「まあまあ」


「………」





大地、彼女とエッチしてるんだ…
当たり前のことを改めて意識してみると結構ショックだった。



大地はどんな顔で彼女にキスするんだろう…
大地、どんなキスするんだろうな…
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