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恋セヨ乙女
第20章 沙映子
ずっと好きだった大地をフェラしてる…
改めてそう思ってみるとすごく興奮した。
私の舌で大地の息が上がり、口の中の質量が増す。


もっと感じさせたくて無我夢中で舐めていると大地が私の下半身を引き寄せた。


「真優、上手」


大地が私の頭を撫でる。
……誉められてちょっと嬉しい。



それから大地は私のジーンズを脱がし、下着を脱がして潤みきったそこに顔を埋めた。


「ああんっ!!」




潤んだ秘所をペロペロと舐められ衝撃が走る。
好きな人にされる行為はどうしてこんなに好いのだろう…
私は声を我慢することなく快楽を叫んだ。



何度イっても大地は私を離してくれない。
絶頂を重ねる毎に襲いくる波は大きくなり、しまいこんでいた大地への想いが溢れ出す。


淡く綺麗なものからドロリとした欲望まで。
この瞬間を焼き付けるよう大地の顔に泉を押し付け腰を振り、大地を離すものかと舐め吸った。


「………っ!」


口の中に独特の感覚が広がった。
……大地のものが吐き出された。
苦味が口に広がるが、ティッシュには出さずそれを全て飲み込んだ。


喉を通り私の体内に大地の精子が流れ込む。
意図する場所じゃないけれど、それはこの上なく満足なことだった。


欲望と快楽の証でもあり大地の遺伝子を乗せた精子が私の体に吸収される…
それはやがて私の一部になるのだろう。
その様を想像してみたらもっと違う場所に欲しくなって下半身がキュンと疼いた。


「…大地」


……吐精して満足したのか大地はスヤスヤと眠りについていて、きっとそこまでは叶わないと悟った。


明日は大地の彼女が来るという。
今日の記念に大地の首筋に一つ跡を残した。


それから大地の隣で眠る。
逞しい大地の腕枕で…


どんな形であれ欲しかった温もりを得られた幸せは一時的に私を満たしてくれた。




そう……一時的に。



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