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恋セヨ乙女
第27章 温泉へ行こう!
それから二週間、仕事をこなし、マユの服を作りつつ温泉を楽しみに過ごした。
「へえ、上手いもんだな」
「でしょ?」
出来上がった「夢見る女の子ワンピ」をマユに着せると先生も満更でもなさそうだった。
「マユはやっぱりピンクが似合うわね」
ウットリとマユを見るお母さんに誉められたのが分かるのか、マユが尻尾を振る。
「ヒラヒラスカートから覗くお尻と尻尾が萌えですね」
「………」
握った手を口元に当てて黙り込む先生。
……絶対萌えてるよね。
「これ着て今度お出掛けしましょうね♪イチゴちゃんも楽しみねー」
お母さんは上機嫌でマユを高い高いした。
「それにしても上手ね」
「大学でハンドメイドサークル入ってたんです」
「手芸好きなの?」
「どちらかというとあの作業しながらお喋りする空気が好きで。でも楽しかったですよ」
「へえ…」
先生は意外そうに呟いた。
「今、意外!とか思ったでしょ?」
「いや…でも悪くないと思う、そういうのができる事」
「子供の服も作ってもらえるものね」
「お母さん…いい加減そこから離れてください」
「じゃあメイド服でも作って…」
「お母さん!」
…もう本当に。なんて頭を抱えたら先生がクスクス笑った。
「明日からあなたたち温泉なんでしょ?」
「そう、真優と大学の友達と行ってくる」
「お土産買ってきてね」
「饅頭買ってくるよ」
「温泉の素も買ってきますね」
……とうとう明日は温泉旅行。
先生との旅行は学校行事でしか行ったことがなかったからすごく楽しみだ。
「へえ、上手いもんだな」
「でしょ?」
出来上がった「夢見る女の子ワンピ」をマユに着せると先生も満更でもなさそうだった。
「マユはやっぱりピンクが似合うわね」
ウットリとマユを見るお母さんに誉められたのが分かるのか、マユが尻尾を振る。
「ヒラヒラスカートから覗くお尻と尻尾が萌えですね」
「………」
握った手を口元に当てて黙り込む先生。
……絶対萌えてるよね。
「これ着て今度お出掛けしましょうね♪イチゴちゃんも楽しみねー」
お母さんは上機嫌でマユを高い高いした。
「それにしても上手ね」
「大学でハンドメイドサークル入ってたんです」
「手芸好きなの?」
「どちらかというとあの作業しながらお喋りする空気が好きで。でも楽しかったですよ」
「へえ…」
先生は意外そうに呟いた。
「今、意外!とか思ったでしょ?」
「いや…でも悪くないと思う、そういうのができる事」
「子供の服も作ってもらえるものね」
「お母さん…いい加減そこから離れてください」
「じゃあメイド服でも作って…」
「お母さん!」
…もう本当に。なんて頭を抱えたら先生がクスクス笑った。
「明日からあなたたち温泉なんでしょ?」
「そう、真優と大学の友達と行ってくる」
「お土産買ってきてね」
「饅頭買ってくるよ」
「温泉の素も買ってきますね」
……とうとう明日は温泉旅行。
先生との旅行は学校行事でしか行ったことがなかったからすごく楽しみだ。