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恋セヨ乙女
第9章 興味
そして腰を屈め、大地が首筋に顔を埋めた。
「あっ!大地!?」
ゾワゾワとくすぐったくて胸がキュンと苦しい。
それからチクンと小さな痛みが首筋に走って…
「大…地?」
「キスマークをつける意味はマーキング」
「マー…キング?」
「あいつが自分のものだって他人に知らしめたかったんだろ。…あの女も」
大地が気づいてる。
春の風が生暖かく肌を撫で、その感覚だけが妙にリアルで怖かった。
真剣な大地の表情はまるで知らない人みたいに見える。
「だ、だけどさ、私は大地のものじゃないし…それにこういうことは…」
「好きな奴にするべきだって?」
私はコクンと頷いた。
「なら問題ねーな。俺は真優を俺のものにしたいと思ってる」
大地の言ってる意味が分からない。
ただ、今、何か重大な出来事が起こっていて、これを切っ掛けに二人の何かが変わってしまう気がした。
そして私はそれを不安に思っている。
でも大地はそんなのお構いなしに真っ直ぐ私を見て言った。
「真優、俺は真優が好きだよ」
――――――それは初めての告白。
子供の頃から一緒だった大地からの……
「返事はすぐにとは言わない。ただ…前向きに考えてくれたら嬉しい」
「………」
「お、星が出てるな。明日もいい天気だぞ」
夜空を見上げ、何事もなかったように大地が呟く。
正直大地をそんな風に見たことがなかった私は今、かなり戸惑っている。
「おい、行かないなら先行くぞ」
気がつけば大地は先に歩き出していて…
「ま、待って!」
慌てて大地を追いかけた。
いつもと変わらない大地の様子に戸惑いながら…
「あっ!大地!?」
ゾワゾワとくすぐったくて胸がキュンと苦しい。
それからチクンと小さな痛みが首筋に走って…
「大…地?」
「キスマークをつける意味はマーキング」
「マー…キング?」
「あいつが自分のものだって他人に知らしめたかったんだろ。…あの女も」
大地が気づいてる。
春の風が生暖かく肌を撫で、その感覚だけが妙にリアルで怖かった。
真剣な大地の表情はまるで知らない人みたいに見える。
「だ、だけどさ、私は大地のものじゃないし…それにこういうことは…」
「好きな奴にするべきだって?」
私はコクンと頷いた。
「なら問題ねーな。俺は真優を俺のものにしたいと思ってる」
大地の言ってる意味が分からない。
ただ、今、何か重大な出来事が起こっていて、これを切っ掛けに二人の何かが変わってしまう気がした。
そして私はそれを不安に思っている。
でも大地はそんなのお構いなしに真っ直ぐ私を見て言った。
「真優、俺は真優が好きだよ」
――――――それは初めての告白。
子供の頃から一緒だった大地からの……
「返事はすぐにとは言わない。ただ…前向きに考えてくれたら嬉しい」
「………」
「お、星が出てるな。明日もいい天気だぞ」
夜空を見上げ、何事もなかったように大地が呟く。
正直大地をそんな風に見たことがなかった私は今、かなり戸惑っている。
「おい、行かないなら先行くぞ」
気がつけば大地は先に歩き出していて…
「ま、待って!」
慌てて大地を追いかけた。
いつもと変わらない大地の様子に戸惑いながら…