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恋セヨ乙女
第11章 もうひとつの夜
「…ああ」


「世界進出もしているアーティストだから経歴にもなるわ」


「そうだな」


「頑張って次に繋げないと!」


ダンスで食べていくのは容易じゃない。
私は全てを捨ててこの道を選んだ。
だからどんなチャンスも逃したくない。


絶対に…



「鞠華の向上心、俺好きだぜ」


「ありがとう。私はそんな恭也が好きよ」


いつでも応援してくれる恭也。
私の夢を理解し尊重してくれる恭也。


そんな彼だから私は長く付き合ってこられた…


「私、ちょっと踊ってから寝るから」


「鞠華の“ちょっと”は長いからな。先寝る」


「音うるさかったらごめん」


「慣れてる」


ヒラヒラと手を振って恭也が寝室に消えていく。
恭也の後ろ姿を見送ると、私の頭はすぐにダンスで埋め尽くされる。


踊っているときだけは全部忘れられる。
音と一体になり曲の世界をこの身体で表現する。


この瞬間だけは私が私でなくなる…


何ものにも変えがたく、何よりも大切な私の世界。



だから私は私の道を歩む。
自分を信じて歩み続ける。


この夜、私は決意を新たにした。

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