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俺的!奇妙な共闘
第3章 動揺、そして覚悟
黒い車が走る、俺が運転するセダンだ

綾香「やっぱり危険だと思う!」

助手席に座る綾香がいきなり正面を見ながらそう言った

「また蒸し返すつもりか?もう決まった事だろ?」

俺は溜め息混じりに答えれば市立図書館に向かってハンドルをきった

綾香「そうだけど、もしアイコちゃんが暴走したら…」

「ユサと良い勝負になるね」

俺は笑って返した

綾香「真面目に聞いて!あの子は得体の知れない化け物、人ぢゃない」

「アイコをどっかの山に捨てろ、とか言うなよ?アイツ等と同じに成る、人を物か何かだと勘違いしてる奴らとさ」

綾香「…私はっ」

「この話は止めにしよう」


市立図書館

館内は人も疎らで落ち着いた雰囲気だ
俺と綾香は『旧初台駅』『宝生アイコ』について調べた

綾香はPCで調べて俺は過去の新聞で調べた結果

『宝生アイコ』
夕陽ヶ丘81番地の住宅密集地に義理の両親と住んでいた少女
去年の8月13日に両親が何者かにより鋭利な刃物で殺害され、彼女はそのまま行方不明となり警察では重要参考人として捜査していた
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