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第2章 遭遇、そして混乱

見れば、それは１５歳ぐらいの少女だった

「…わかった俺達が助けてやる」

俺は近付いて頭を撫でた

遊佐「………」

遊佐は溜め息を付いた

そんな話しをしているとカツカツカツと堅い靴で走る音が近付いてきた
遠くに見えてきたのは３人の男達だった３人とも暗めな迷彩服にライフル銃を持っていた

男達の姿を見た少女は怯え俺の後ろに下がった

真ん中にいた男が合図すると両脇の男達は一歩さがり男は落ち着いた面持ちでゆっくり口を開いた

男「ソレをコッチに渡して貰おうか？素直に渡してくれれば危害を加えるつもりは無い」

低いトーンにどことなく威圧的な雰囲気のある言葉に彼がリーダーなのだろうと確信したが

「人を‘ソレ’扱いするヤツに渡すモノなんか無い」

綾香「ちょ、何言ってるの？！」

俺の言葉に男達は笑いを堪えているようだった

男「…ならば仕方がない不本意だが…」

男達は銃口と素人にも理解できる程の強い殺意を向けてきた