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俺的!奇妙な共闘
第2章 遭遇、そして混乱
綾香「…ねぇさっきのって本物、なんだよね?」
綾香が恐る恐る聞いてきた
「そうだね、遊佐はヤクザも相手にする商人(あきんど)だから」
足音と水の落ちる音だけが聞こえるトンネル、動物の死骸でもあるのかと想わせる湿気に混じった腐敗臭
そんな中を歩いている内に旧初台駅のホームに着くホームは如何にもな雰囲気が漂っていた嘗て賑わっていたとは想えない重い空気の中を俺達は歩いていた
綾香「ねぇコレって」
綾香が見つけたのは銃の薬莢、細長い形からしてライフルなどの長物に使用される物だ
そして靴と異様な形の足跡や血痕があった
俺達は止まった周りに足跡の主が居るかも知れない、銃を持った何者近くにいるかも知れないと言う恐怖が頭を過ぎる中、奥の方で銃声が鳴った
音が反響している為にどの程度離れているかも解らない
そんな中ピタッピタッピタッと足音をたて何かが走って来た
懐中電灯で照らすと、依然はフードだったであろう薄汚れボロボロに成った布を被っていた
人の形をしたソレは消えそうな声で
「たすけて」と言った
綾香が恐る恐る聞いてきた
「そうだね、遊佐はヤクザも相手にする商人(あきんど)だから」
足音と水の落ちる音だけが聞こえるトンネル、動物の死骸でもあるのかと想わせる湿気に混じった腐敗臭
そんな中を歩いている内に旧初台駅のホームに着くホームは如何にもな雰囲気が漂っていた嘗て賑わっていたとは想えない重い空気の中を俺達は歩いていた
綾香「ねぇコレって」
綾香が見つけたのは銃の薬莢、細長い形からしてライフルなどの長物に使用される物だ
そして靴と異様な形の足跡や血痕があった
俺達は止まった周りに足跡の主が居るかも知れない、銃を持った何者近くにいるかも知れないと言う恐怖が頭を過ぎる中、奥の方で銃声が鳴った
音が反響している為にどの程度離れているかも解らない
そんな中ピタッピタッピタッと足音をたて何かが走って来た
懐中電灯で照らすと、依然はフードだったであろう薄汚れボロボロに成った布を被っていた
人の形をしたソレは消えそうな声で
「たすけて」と言った