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第2章 ハンサムガールズの居るお店

に、






店内へ置かれた新聞を手に取っていた。



その新聞紙を、オヤジ臭くとも目を通して塾読していた。






「アタシさ…いつか、訊こうと思っていたんだけど、



どうして夕美ってガラケーを持ってて、




スマホに機種を替える気はないの？」






女性店員の話題と店内のお客さん、の陰口を







この店の話題をする事は、




タブー視（禁句）されている。






奈都も、店内の異変を察知していた。





女性店員の話題と店内のお客さん、の陰口をこの店の話題をする事は、




タブー視（禁句）されている。




奈都も、店内の異変を察知していた。








「私？スマホには興味がないの。ゲームもやらないし、






ラインだっけ？






目が悪いから液晶画面を観ているのが、
疲れるの。」





『私、』と自分の顔を指差しし、困った顔つきで








応えている仕草が可愛い！







奈都が、そう思い夕美を観ている。






店内に、夕美のホワンとした個性的な美声が響いた。





シーンと静まり返った店内が、



再び、ワチャワチャざわつき始めた。






奈都の視界には、




夕美の後頭部にある女性同士が、




キスを交わし、尼僧の裸体を重ねあわせたオブジェが置かれていた。





「恵美さん」
「未来チャン…声が大きい。
シーッ!!」







どうやら、夕美の背後に居る、







ＯＬ風の、女性同士のカップルが、濃厚なキスを交わし、







愛を囁き合う艶声のようだ。





「夕美……」




奈都は、夕美の瞳を見つめ、しっとりした声を掛けた。







「何かしら？」