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第1章 百合一族の肉襞

井上万里子と湯沢正三とのセックスは、



長時間に渡って続けられた。


夕美が、幻夢で観たよりも体位を変則的に工夫していた。




より強い刺激と快感を充分なほどに得て、


お互いに満足をしていた。



翌日、夕美が絵画展を開催中の




道路脇にある



絵画教室のショーウインドーを覗いていると、




後ろから、


夕美の背中を叩くひとが居た。






「ゆうみん！偶然だね！」





ラフなパンツを履いた格好で、








明朗な声がはずんでいるあどけない幼な顔をした、




奈都が夕美に声を掛けて来た。





「なっちゃん、珍しいね、学校以外で会うなんて…」






夕美はスタイルが抜群で、
巨乳を揺らしている奈都の姿を見て、





安心感をいつも得ていた。






奈都は、お互いに、女子校育ちのオタク気質で、






会話が弾む夕美を、
ゆうみん、と愛称で名前を呼んでいた。




「なっちゃん、


私さぁ、昨日久し振りにアルコールを飲んだら、




寝起きに頭痛がしたから、散歩してたの。」





夕美は気怠い喋り方が、妙な色っぽさを漂わせ、








奈都がその場で立ち眩みしそうでありつつ、





夕美のスレンダーな身体を、ギュッと抱き締めたくな