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喫茶室白百合から愛を込めて
第5章 メンヘラ系の婚活付き添い
(綺麗なひとは声も美人さんなのか、



ウウッアタシの彼女にしたい-い。



堪んないな…唾液ジュルジュル。)






夕美はキョトンとした顔つきで受付女性を見つめている。









「どうかなさいましたか?」








(ええオンナや-っていう心の声が、





まさか?麗しき美人さんに聞こえた!?)







「付き添いの私でも、婚活パーティー






会場へ出入りしてもいいのですか!?」







「ええ、どうぞ」




(失神しそうなくらいにめっちゃ可愛い!



アタシがお持ち帰りして結婚したい!)






受付女性は胸の鼓動が高鳴った。




キョトンとした夕美の素の表情や肌艶に、



今すぐにでも抱きしめて







『キャーつきあって』と、



露骨でも、女子校生時代に片想いをしていた頃へ戻りそうだったが、




サッカー部員の先輩へ、




バレンタインデーにチョコレートを








手渡した時のような心境へ陥った。










受付女性が…紅潮した頬に右手を宛てふらついた。











「アタシ、先にパーティー会場へ行ってる。







夕美ちゃん、手続きしといて-」






雅美は我が儘で堪え性の無さそうな




口調で、
夕美と受付女性とのやり取りに
飽きてしまい、










ちゃっちゃ、と会場の扉へ向かって行った。














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