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喫茶室白百合から愛を込めて
第6章 オトナ女子の居た医務室
みを利かした。








「分かったよ…悪かった。」





真実を見通した瞳を輝かせた。





嘘の苦手な夕美は素性の知れない




イケメンを拒絶して突っぱねた。






(怒った顔が騎士のような凛々しすぎが素敵過ぎる。






ああん、温もりが、吐息が甘く鼻に…







ンモウ、ジュンジュンきちゃう~!!)






受付嬢は夕美の横顔にウットリして眠ったフリを続けた。









負け犬みたいに



後ずさりした男性は、


チッと舌打ちをして婚活パーティー会場



へ戻らず、







そのまま婚活会社が借りたホールを後にした。







婚活会社のスタッフらしき女性が2人、









夕美が介抱している受付女性の元へ歩み寄った。







「申し訳ありませんでした…。








会の参加者とうちのスタッフが、大変失礼を…」






済まなそうにお詫びの言葉を口々に言いながら、







深々と頭を下げている。





夕美は心配性なのか、


「彼女を医務室に…」







すっくと立って受付女性を抱き上げた。




2人の周囲に居た女性スタッフや







婚活パーティー参加者等が、







おおっ、うわあ、
微かにどよめいた声をあげた。






「こちらです。」







まだ、経験の足らなそうな新卒採用らしき女性が









夕美の颯爽とした所作のような立ち居振る舞いに、





ただ、ただ、見とれていた…。







医務室に入って来た夕美を見た女医さんが、







「大胆ねぇ…怪力!ハンサムウーマンさん」








夕美にウインクに近い瞬きをして驚いている。




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