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人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第2章 佳恵~義父との許されない関係
夫の実家での3人の生活が始まった。
首都圏郊外に古くからある一軒家で、3人で住むには十分すぎる広さを備えている。
耕一と佳恵の寝室は2階である。
一方、義父の精三は1階の奥にある書斎を生活の基盤としていた。
3人は浴室こそ兼用だったが、洗面、トイレは別とした。
専業主婦である佳恵は、精三の食事も用意することになった。
精三が、息子夫婦と一緒に食事をすることはほとんどなかった。
いつも書斎で食事を済ませる義父のために、佳恵は何度もの往復を強いられた。
その書斎の掃除、ベッドの準備、そして衣服の洗濯もまた、佳恵の役目だった。
「お義父さん、お食事の準備ができましたが」
たとえば佳恵は、部屋の外からそんな風に声をかける。
いつも、ああ、とか、わかった、といったそっけない返事しか聞こえてこない。
そのうちに佳恵は、案内をしてすぐに食事をドアの前に置いておくだけになった。
ずっとこんな風なやり取りが続くのだろうか。
打ち解けない生活は、全く終わる気配はなかった。
夫と二人暮らしをしていた頃と比較し、佳恵は妙な緊張を強いられる日々を過ごす必要があった。
「あなた、お義父さんのことなんだけど・・・・・・・」
「どうした、親父に何かあったか?」
「別に、そうじゃないんだけど・・・・・、いいのかしら、あんな風で・・・・・・」
「あんな風って?」
仕事で毎晩帰りが遅い耕一は、佳恵の相談に本腰を入れる様子もない。
首都圏郊外に古くからある一軒家で、3人で住むには十分すぎる広さを備えている。
耕一と佳恵の寝室は2階である。
一方、義父の精三は1階の奥にある書斎を生活の基盤としていた。
3人は浴室こそ兼用だったが、洗面、トイレは別とした。
専業主婦である佳恵は、精三の食事も用意することになった。
精三が、息子夫婦と一緒に食事をすることはほとんどなかった。
いつも書斎で食事を済ませる義父のために、佳恵は何度もの往復を強いられた。
その書斎の掃除、ベッドの準備、そして衣服の洗濯もまた、佳恵の役目だった。
「お義父さん、お食事の準備ができましたが」
たとえば佳恵は、部屋の外からそんな風に声をかける。
いつも、ああ、とか、わかった、といったそっけない返事しか聞こえてこない。
そのうちに佳恵は、案内をしてすぐに食事をドアの前に置いておくだけになった。
ずっとこんな風なやり取りが続くのだろうか。
打ち解けない生活は、全く終わる気配はなかった。
夫と二人暮らしをしていた頃と比較し、佳恵は妙な緊張を強いられる日々を過ごす必要があった。
「あなた、お義父さんのことなんだけど・・・・・・・」
「どうした、親父に何かあったか?」
「別に、そうじゃないんだけど・・・・・、いいのかしら、あんな風で・・・・・・」
「あんな風って?」
仕事で毎晩帰りが遅い耕一は、佳恵の相談に本腰を入れる様子もない。