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人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第2章 佳恵~義父との許されない関係
「いつも書斎にばかりいらっしゃるから・・・・・・」
「いいじゃないか。研究の続きでもしてるんだろう」
大学に長く勤めた父親のことを、耕一は誇りにしているようでもあった。
「でも・・・・、何だか私のことを避けてらっしゃるみたいで・・・・・」
「考え過ぎだよ。佳恵はよくやってくれてるって、そう思ってるさ」
「そうかしら・・・・・・・」
不安を消せぬまま、しかし、佳恵は少しずつそこでの生活に慣れていった。
そして数か月が経過した。
相変わらず、義父は自分の部屋にこもっている時間が多い。
たまに散歩と称して出かけるが、そのときも佳恵をどこか避けるような態度を見せた。
「あら、お義父さん、お出かけですか?」
「ああ。ちょっとそこまでな」
ろくに会話を続けようともせず、そそくさと外に行く。
その足取りは、意外に軽快なものにも見えた。
義父は、70歳にしては、どこか若々しく見える風貌でもあった。
学生たちに囲まれていた生活が影響しているのかもしれない。
そんな会話を、いつの日か義父としてみたい。
だが、佳恵にとってはどこかぎくしゃくして、緊張をはらんだ生活が続いた。
そして、ある出来事が佳恵の身に降りかかった。
事件と言ってもいいのかもしれない。
だが、それは、佳恵の勘違いと言えなくもない、はっきりとしない出来事だった。
事の顛末は、秋も深まったある夜に起こった。
「いいじゃないか。研究の続きでもしてるんだろう」
大学に長く勤めた父親のことを、耕一は誇りにしているようでもあった。
「でも・・・・、何だか私のことを避けてらっしゃるみたいで・・・・・」
「考え過ぎだよ。佳恵はよくやってくれてるって、そう思ってるさ」
「そうかしら・・・・・・・」
不安を消せぬまま、しかし、佳恵は少しずつそこでの生活に慣れていった。
そして数か月が経過した。
相変わらず、義父は自分の部屋にこもっている時間が多い。
たまに散歩と称して出かけるが、そのときも佳恵をどこか避けるような態度を見せた。
「あら、お義父さん、お出かけですか?」
「ああ。ちょっとそこまでな」
ろくに会話を続けようともせず、そそくさと外に行く。
その足取りは、意外に軽快なものにも見えた。
義父は、70歳にしては、どこか若々しく見える風貌でもあった。
学生たちに囲まれていた生活が影響しているのかもしれない。
そんな会話を、いつの日か義父としてみたい。
だが、佳恵にとってはどこかぎくしゃくして、緊張をはらんだ生活が続いた。
そして、ある出来事が佳恵の身に降りかかった。
事件と言ってもいいのかもしれない。
だが、それは、佳恵の勘違いと言えなくもない、はっきりとしない出来事だった。
事の顛末は、秋も深まったある夜に起こった。