この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第9章 玲奈~セクハラ常習犯に狙われた人妻
「とりあえず乾杯かしら」
あのカラオケルームで、矢島は再び玲奈と2人きりでいた。
「柳田さんが処分を受け入れるとは思いませんでした」
冷えたレモンサワーを飲みながら、矢島は少し硬い面持ちで言った。
「まあ、甘々の処分だったけどね」
生ビールジョッキをおいしそうに傾け、玲奈が矢島を見つめる。
柳田の3か月の減給処分が発表されたのは、数日前である。
ハラスメント相談課は、継続して柳田に関する情報収集を行った。
そして、明らかなセクハラ行為があったとし、玲奈たちが処分を提案。
経営層はそれに合意し、柳田もまた、素直にそれを受け入れたのだった。
「これも全て玲奈さんのおかげだって、社内で噂です」
「せっかくの秘策は思わぬ形で流れたけど」
「はい・・・・」
「まさかビデオが録画されてなかったなんてね」
「玲奈さんたちが部屋に入ってすぐ、映像が切れたんです」
「だから矢島君も全く見れなかったわけか」
「そうなんです。おまけに録画もされていない」
「あれがあれば、柳田を縛り上げることはもっと簡単だったのに」
玲奈はクールにそうつぶやいた。
矢島は何も言えず、ただ黙っている。
玲奈がそんな彼を見つめ、誘った。
「矢島君、うたおっか」
*********
あの夜、矢島がこもっていた狭い部屋に、今、2人の男がいた。
同期入社の2人が画面の中を凝視している。
「栗原、これが奥さんの本当の姿だ」
「・・・・」
「お前、知らなかっただろう」
画面の中では、男女が生まれたままの姿で激しく求め合っていた。
ソファに座る若者の上に、全裸の人妻が跨っている。
髪を乱すほどに腰をくねらせ、快楽を貪っていた。
「ああっ、矢島君・・・・・」
「玲奈さん、もう、でちゃうよ・・・・・」
「まだ、我慢してっ・・・・・」
「玲奈さん、駄目だよ・・・・・」
「一緒にイクのよ・・・・・・」
夫が知らない妻がそこにいた。
柳田は言った。
「奥さん、気持ちよさそうじゃないか」
栗原の肩をたたき、彼はおかしそうにくっ、くっ、と笑った。
彼の手にはある映像が記録されたUSBが握られている。
「栗原、これにはもっと面白いものが入ってるぜ」
「柳田・・・・」
「主演は俺と奥さんだ」
男が過去の復讐を完遂させた瞬間だった。
<第九章 完結>
あのカラオケルームで、矢島は再び玲奈と2人きりでいた。
「柳田さんが処分を受け入れるとは思いませんでした」
冷えたレモンサワーを飲みながら、矢島は少し硬い面持ちで言った。
「まあ、甘々の処分だったけどね」
生ビールジョッキをおいしそうに傾け、玲奈が矢島を見つめる。
柳田の3か月の減給処分が発表されたのは、数日前である。
ハラスメント相談課は、継続して柳田に関する情報収集を行った。
そして、明らかなセクハラ行為があったとし、玲奈たちが処分を提案。
経営層はそれに合意し、柳田もまた、素直にそれを受け入れたのだった。
「これも全て玲奈さんのおかげだって、社内で噂です」
「せっかくの秘策は思わぬ形で流れたけど」
「はい・・・・」
「まさかビデオが録画されてなかったなんてね」
「玲奈さんたちが部屋に入ってすぐ、映像が切れたんです」
「だから矢島君も全く見れなかったわけか」
「そうなんです。おまけに録画もされていない」
「あれがあれば、柳田を縛り上げることはもっと簡単だったのに」
玲奈はクールにそうつぶやいた。
矢島は何も言えず、ただ黙っている。
玲奈がそんな彼を見つめ、誘った。
「矢島君、うたおっか」
*********
あの夜、矢島がこもっていた狭い部屋に、今、2人の男がいた。
同期入社の2人が画面の中を凝視している。
「栗原、これが奥さんの本当の姿だ」
「・・・・」
「お前、知らなかっただろう」
画面の中では、男女が生まれたままの姿で激しく求め合っていた。
ソファに座る若者の上に、全裸の人妻が跨っている。
髪を乱すほどに腰をくねらせ、快楽を貪っていた。
「ああっ、矢島君・・・・・」
「玲奈さん、もう、でちゃうよ・・・・・」
「まだ、我慢してっ・・・・・」
「玲奈さん、駄目だよ・・・・・」
「一緒にイクのよ・・・・・・」
夫が知らない妻がそこにいた。
柳田は言った。
「奥さん、気持ちよさそうじゃないか」
栗原の肩をたたき、彼はおかしそうにくっ、くっ、と笑った。
彼の手にはある映像が記録されたUSBが握られている。
「栗原、これにはもっと面白いものが入ってるぜ」
「柳田・・・・」
「主演は俺と奥さんだ」
男が過去の復讐を完遂させた瞬間だった。
<第九章 完結>