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人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第11章 千恵子~豪華クルーズ船にて
3日目が終わろうとしていた。

5日間のツアーも、残すところあと2泊である。

透は千恵子と共に、夕食の席にいた。

船内はある多くのレストランから、この日、二人は和食を選んでいた。

「今夜もビールはいいのかい、千恵子?」

透は目の前に座る妻の姿をまぶしそうに見つめた。

シックなワンピースを着た妻は、肌をなまめかしく露出している。

何度かプールで泳いだが、妻の肌はほとんど日焼けしていないようだ。

「ウーロン茶をいただくわ」

「そうか」

透は、やや沈んだ声で答えると、店員を呼んだ。

結婚当時、妻はアルコールを僅かだがたしなむ時期があった。

だが、最近ではまず口にしなくなった。

半ば見合いのような形で出会った二人。

透は、これまで妻に無理に酒を勧めるようなことはしなかった。

妻がアルコールを受け付ける体質なのかどうか、それさえも透は未だ知らないのだ。
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