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人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第11章 千恵子~豪華クルーズ船にて
「千恵子、いいのかい、本当に?」
部屋に戻った透は、妻の真意を確かめるように訊いた。
「ええ」
「しかし・・・・・」
「お二人がいい人たちだってことは確かだから」
「それはそうだが・・・・・」
確かに、阪本夫妻に不審な様子は何もなかった。
少し早い老後を、気ままに楽しむ仲のいい夫婦。
何度もクルーズ旅行に参加しているのだから、きっと裕福な夫婦なのだろう。
身なりや雰囲気には、高貴さと上品さが漂っていた。
近寄りがたいわけではなく、むしろ、親密さを感じさせる二人だった。
だが、妻がまさかその誘いを受けるとは、透は想像もしていなかった。
1日、互いの妻を交換するという、あまりに突飛な提案を・・・・。
「退屈しのぎにいろいろと過去の旅行話でも聞いてみるわ」
珍しく明日を楽しみにしているようなムードが、そのときの妻にはあった。
複雑な気分だった。
阪本敬一は確かこうも言っていた。
水着姿の奥様、とても素敵でした、と。
その言葉には、特に猥褻な雰囲気はなかった。
だが、それでも気になるのだ。
あの老紳士が、妻の体に興味を持っているのではないか、と・・・・・。
その夜もまた、透は千恵子の体を求めたが、やんわりと拒絶された。
透はなかなか寝つくことができなかった。
穏やかな寝息をたてる妻の肢体が、いつになくなまめかしく見える。
部屋に戻った透は、妻の真意を確かめるように訊いた。
「ええ」
「しかし・・・・・」
「お二人がいい人たちだってことは確かだから」
「それはそうだが・・・・・」
確かに、阪本夫妻に不審な様子は何もなかった。
少し早い老後を、気ままに楽しむ仲のいい夫婦。
何度もクルーズ旅行に参加しているのだから、きっと裕福な夫婦なのだろう。
身なりや雰囲気には、高貴さと上品さが漂っていた。
近寄りがたいわけではなく、むしろ、親密さを感じさせる二人だった。
だが、妻がまさかその誘いを受けるとは、透は想像もしていなかった。
1日、互いの妻を交換するという、あまりに突飛な提案を・・・・。
「退屈しのぎにいろいろと過去の旅行話でも聞いてみるわ」
珍しく明日を楽しみにしているようなムードが、そのときの妻にはあった。
複雑な気分だった。
阪本敬一は確かこうも言っていた。
水着姿の奥様、とても素敵でした、と。
その言葉には、特に猥褻な雰囲気はなかった。
だが、それでも気になるのだ。
あの老紳士が、妻の体に興味を持っているのではないか、と・・・・・。
その夜もまた、透は千恵子の体を求めたが、やんわりと拒絶された。
透はなかなか寝つくことができなかった。
穏やかな寝息をたてる妻の肢体が、いつになくなまめかしく見える。