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人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第11章 千恵子~豪華クルーズ船にて
刺激的すぎる午後が過ぎていった。
透は、菊枝と共に結局ずっとプールサイドにいた。
それは、もう一組のカップルも同じだった。
敬一と千恵子もまた、その場所に居続けた。
プールからあがった二人は、再びデッキチェアに戻った。
妻は、プールに入るとき以上に、足元をふらつかせていた。
だからなのか、敬一に抱きすがるような恰好でプールサイドを歩いた。
デッキチェアを並べ、二人は横になった。
そして、そのまま瞳を閉じ、夏の午後をゆっくりと過ごした。
もはや抱き合う気配はなかった。
だが、秘め事を共有した二人であることを示すように、手をきつく握り合っていた。
「透さん、奥様とは毎晩なさってるのかしら」
興奮の嵐が去った後、菊枝は再びからかうように透に聞いた。
「まあ、適当にやってます」
夜の営みを最近は妻に拒絶されがちだ、とは言えず、透は言葉を濁した。
「いいわね、あんなに素敵な奥様で」
「え、ええ」
「うちの主人、いつも以上に熱心みたいね」
「えっ?」
「こんなゲームを私たち過去に何回も経験してるでしょう」
確かに昨夜、二人はそう言っていた。
戯れとして始めた夫婦交換のゲームが、思いのほか、刺激的で面白いのだ、と。
そんな阪本敬一が、妻に特別熱心だというのか・・・・。
「水着姿の奥様を最初にプールで見たときから、あの人ね、狙っていたのよ」
「・・・・」
「今まで見たことないぐらい、あの人、張り切ってるわよ、今日」
菊枝の言葉を聞きながら、透は遠方の二人を見た。
依然として手を握り合ったまま、男女は静かに横になっている。
「この調子だと今晩が楽しみね、透さん」
「えっ? どういう意味ですか?」
困惑する透に返事をすることなく、菊枝はまた彼の下腹部を水着の上から撫でた。
やがて、夕食の時間が迫ってきた。
向こうの二人が先に立ち上がり、部屋に向かった。
透は、部屋で妻と会うことを避けたい気分だった。
どう言葉をかけていいのか、まるでわからない。
しばらく時間を置いて、彼は菊枝とそこを去った。
妻と会うことはなかった。
それぞれの部屋で水着を着替え、二組のカップルは夕食の場に向かった。
クルーズツアー、最後の夜。
今晩が楽しみ・・・・。
透は、菊枝の意味深な言葉を思い出していた。
透は、菊枝と共に結局ずっとプールサイドにいた。
それは、もう一組のカップルも同じだった。
敬一と千恵子もまた、その場所に居続けた。
プールからあがった二人は、再びデッキチェアに戻った。
妻は、プールに入るとき以上に、足元をふらつかせていた。
だからなのか、敬一に抱きすがるような恰好でプールサイドを歩いた。
デッキチェアを並べ、二人は横になった。
そして、そのまま瞳を閉じ、夏の午後をゆっくりと過ごした。
もはや抱き合う気配はなかった。
だが、秘め事を共有した二人であることを示すように、手をきつく握り合っていた。
「透さん、奥様とは毎晩なさってるのかしら」
興奮の嵐が去った後、菊枝は再びからかうように透に聞いた。
「まあ、適当にやってます」
夜の営みを最近は妻に拒絶されがちだ、とは言えず、透は言葉を濁した。
「いいわね、あんなに素敵な奥様で」
「え、ええ」
「うちの主人、いつも以上に熱心みたいね」
「えっ?」
「こんなゲームを私たち過去に何回も経験してるでしょう」
確かに昨夜、二人はそう言っていた。
戯れとして始めた夫婦交換のゲームが、思いのほか、刺激的で面白いのだ、と。
そんな阪本敬一が、妻に特別熱心だというのか・・・・。
「水着姿の奥様を最初にプールで見たときから、あの人ね、狙っていたのよ」
「・・・・」
「今まで見たことないぐらい、あの人、張り切ってるわよ、今日」
菊枝の言葉を聞きながら、透は遠方の二人を見た。
依然として手を握り合ったまま、男女は静かに横になっている。
「この調子だと今晩が楽しみね、透さん」
「えっ? どういう意味ですか?」
困惑する透に返事をすることなく、菊枝はまた彼の下腹部を水着の上から撫でた。
やがて、夕食の時間が迫ってきた。
向こうの二人が先に立ち上がり、部屋に向かった。
透は、部屋で妻と会うことを避けたい気分だった。
どう言葉をかけていいのか、まるでわからない。
しばらく時間を置いて、彼は菊枝とそこを去った。
妻と会うことはなかった。
それぞれの部屋で水着を着替え、二組のカップルは夕食の場に向かった。
クルーズツアー、最後の夜。
今晩が楽しみ・・・・。
透は、菊枝の意味深な言葉を思い出していた。