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人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第11章 千恵子~豪華クルーズ船にて
妻に翻弄されるように、透もまたワインを飲んだ。

「透さん、最後の夜よ。飲みましょう」

上品な赤ワインを選択した菊枝もまた、酒には強そうだ。

最初は向かい合っていた二人だが、すぐにソファに並んで座ることを選んだ。

敬一と千恵子がそう座っているからであった。

少しずつ店内が混み始めている。

雰囲気のいい高級レストランだからか、子供連れはいない。

食事が進んで30分程度したころからだろうか。

周囲のざわついた喧噪に紛れるように、菊枝が少しずつ大胆になってきた。

或いは酔いのせいかもしれない。

隣に座る透に肢体を摺り寄せ、その手を伸ばしてくる。

テーブルの下、秘められた空間で透の下腹部を撫でてくる菊枝。

「菊枝さん、駄目ですよ」

「ゲームは夕食でおしまいなのよ、透さん」

そうであった。

約束では、今夜の夕食が終わるまで夫婦を交換する、というルールであった。

このまま菊枝と別れるのは、何か物足りないような気もする。

だが、それ以上に透には確かな安堵があった。

この夕食が終われば、妻があの男から解放されるのだ。

透は、これ以上妻と彼を一緒にさせておくのがこわかった。

もう十分だろう。

プールの中で妻が見せた恍惚の表情が、透の脳裏に刻み込まれている。

あのとき、妻はあの男に何かを教えられた。

これ以上、彼に何かを妻に教えてもらいたくはない・・・・。

いや、本当にそう思っているのか、俺は。

何も知らない妻に、もう少しだけ、経験豊富な彼から何かを与えてほしい。

そんなことも、どこかで望んでいるのではないか。

だからこそ、俺は妻の姿を見つめながら、菊枝の手の中で・・・・。

「透さん、いやね、難しい顔して」

「えっ?」

「楽しんでくださいな。終わってしまいますよ、ゲームが」

「そうですね・・・・」

「ほら、奥様をごらんなさい」

透は、我に返ったように、再び妻を見つめた。

そのテーブルでは、明らかに二人の距離が縮まっていた。

心地よい酔いを楽しむ妻のわずかに上気した表情が、激しく透を刺激する。

相槌を打つかのように、妻が軽く敬一の腕をたたくのが見えた。

その腕を巧みに絡み取り、敬一は更に千恵子の肢体を引き寄せる。

指を絡めあいながら、二人は至近距離で見つめあっている。
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