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人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第11章 千恵子~豪華クルーズ船にて
情熱的なキスを与えた敬一が、妻の耳元で何かをささやいた。
透と妻の視線が再び交錯する。
すぐに妻は視線を敬一に戻し、迷うような表情を浮かべた後、小さくうなずいた。
椅子から立ち上がった敬一が、透と菊枝のテーブルに近づいてきた。
「菊枝、ご主人を楽しませてるかな」
「あなた、邪魔しないで。私たちいいところなんだから」
透の下腹部から手を引き抜いた菊枝が、いたずらっぽく笑みを浮かべる。
全て敬一に見透かされている。
透はそんな気がした。
妻が不安げな表情でワイングラスを傾けているのが見えた。
「そんなことだろうと思ってね、相談に来たんだ」
昨夜とは異なり、敬一は饒舌だった。
椅子に座った彼は、透に向かって話し始めた。
「ご主人、いかがでしたか、うちの女房は」
「とても素敵な方です。楽しく過ごすことができました」
「まあ、お上手ね」
菊枝がそう言いながら、透にもたれかかる。
「約束ではこのゲームは夕食が終わるまでということでしたが」
敬一の言葉に、透は緊張を感じた。
「どうでしょう、ご主人、しばし延長するというのは」
「延長、ですか?」
「午前零時までこのゲームを続けませんか」
「しかし・・・・」
「菊枝とはまだまだ楽しみたいでしょう」
やはり見透かされていると、透は感じた。
「別々というのも奥様のことがご心配でしょうから、4人一緒に過ごしませんか」
「一緒に、ですか?」
「我々の部屋に立派なジャグジーがありましてね」
「・・・・」
「ゲームを続けながら4人でジャグジーを楽しむっていうのはいかがでしょう」
敬一の言葉に、菊枝が続いた。
「透さん、勿論いいわよね」
菊枝に腕を掴まれ、透は言葉を返すことができない。
想定外の提案だ。
夕食で終わるはずだったゲームを延長なんて。
同じ部屋にいるのなら、確かに安心感はあるが・・・・。
「しかし、妻が何と言うか」
本音だった。
妻は、こんなことに果たして同意するのだろうか。
「ご心配なく。既に奥様の承諾は得ていますので」
透は言葉を失った。
「あなた、今夜はやけに熱心だこと」
菊枝が敬一をからかうように見つめる。
千恵子・・・・・。
深い困惑と狂気の気配をはらんだ興奮が、透の体奥で渦巻く。
透と妻の視線が再び交錯する。
すぐに妻は視線を敬一に戻し、迷うような表情を浮かべた後、小さくうなずいた。
椅子から立ち上がった敬一が、透と菊枝のテーブルに近づいてきた。
「菊枝、ご主人を楽しませてるかな」
「あなた、邪魔しないで。私たちいいところなんだから」
透の下腹部から手を引き抜いた菊枝が、いたずらっぽく笑みを浮かべる。
全て敬一に見透かされている。
透はそんな気がした。
妻が不安げな表情でワイングラスを傾けているのが見えた。
「そんなことだろうと思ってね、相談に来たんだ」
昨夜とは異なり、敬一は饒舌だった。
椅子に座った彼は、透に向かって話し始めた。
「ご主人、いかがでしたか、うちの女房は」
「とても素敵な方です。楽しく過ごすことができました」
「まあ、お上手ね」
菊枝がそう言いながら、透にもたれかかる。
「約束ではこのゲームは夕食が終わるまでということでしたが」
敬一の言葉に、透は緊張を感じた。
「どうでしょう、ご主人、しばし延長するというのは」
「延長、ですか?」
「午前零時までこのゲームを続けませんか」
「しかし・・・・」
「菊枝とはまだまだ楽しみたいでしょう」
やはり見透かされていると、透は感じた。
「別々というのも奥様のことがご心配でしょうから、4人一緒に過ごしませんか」
「一緒に、ですか?」
「我々の部屋に立派なジャグジーがありましてね」
「・・・・」
「ゲームを続けながら4人でジャグジーを楽しむっていうのはいかがでしょう」
敬一の言葉に、菊枝が続いた。
「透さん、勿論いいわよね」
菊枝に腕を掴まれ、透は言葉を返すことができない。
想定外の提案だ。
夕食で終わるはずだったゲームを延長なんて。
同じ部屋にいるのなら、確かに安心感はあるが・・・・。
「しかし、妻が何と言うか」
本音だった。
妻は、こんなことに果たして同意するのだろうか。
「ご心配なく。既に奥様の承諾は得ていますので」
透は言葉を失った。
「あなた、今夜はやけに熱心だこと」
菊枝が敬一をからかうように見つめる。
千恵子・・・・・。
深い困惑と狂気の気配をはらんだ興奮が、透の体奥で渦巻く。