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人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第11章 千恵子~豪華クルーズ船にて
1時間ほど経過した。

二組の夫婦は、クルーズ船内最高ランクの部屋に集まった。

それは、阪本夫妻の滞在する部屋であった。

「豪華ですね」

部屋に入るなり、透は感嘆せずにはいられなかった。

広いリビングには心地よさそうな巨大なソファが置かれている。

ツインベッドが備えられたベッドルームは別室だ。

プライベートバルコニーの外には静かな海、そして夏の夜空が広がる。

海側の一角にバスルームがあり、大きなジャグジーも並んでいた。

窓からは星空が堪能できそうな配置である。

「老後の贅沢ですよ」

謙遜するように敬一が言いながら、透夫妻を招き入れた。

「あなた、私は透さんのお相手をさせてもらいますからね」

夫にくぎを刺しながら、菊枝がためらうことなく透の腕にすがりつく。

「透さん、たっぷり楽しみましょう」

透はゲームが続いていることに改めて気づかされる。

「わかってるさ。さあ、千恵子さん、こちらに」

敬一もまた、透を気遣うことなく、千恵子を引き寄せた。

「早速4人でジャグジーに入りましょうか。水着が濡れているからいやでしょう」

敬一の指示に従い、皆、服の下に水着を身に着けてこの部屋に来た。

「透さん、待ちきれないわ」

菊枝が声を弾ませながら、透のTシャツを脱がしてくる。

そして、自分自身も素早く水着姿になり、バスルームに導いていく。

戸惑ったまま、透は妻の様子を見つめた。

服を脱ぐのをためらう妻に、敬一が優しげに手を伸ばしている。

「千恵子さん、さあ、脱いで」

親しげに妻の名前を呼ぶ敬一の姿に、透は嫉妬の入り混じった戸惑いを感じる。

「素敵な体をまた見せてください」

されるがまま彼に服を脱がされ、妻は再びビキニ姿となった。
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