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人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第11章 千恵子~豪華クルーズ船にて
新婚旅行に豪華クルーズを選んだのは新婦のほうだった。
「海がきれい! やっぱりクルーズを選んで正解だったわ」
「1週間、二人きりで楽しもうよ」
しがみついてくる新婦を、新郎が甲板で抱きしめる。
周囲を気にすることなく口づけを交わす二人。
まだ共に20代の夫婦だ。
新婦の肉体には、無限の性の可能性が秘められている。
二人は部屋でくつろぎ、豪華な食事を楽しんだ。
プールで泳ぎ、夜はたっぷりとベッドで愛し合った。
そんな日々が数日間経過したとき。
一定の満足とともに、僅かな退屈さを二人は感じ始めていた。
その夜、食事の席にいた二人は、何か刺激を求める気配を漂わせていたのかもしれない。
「新婚旅行ですか?」
突然声をかけてきた夫婦と、新婚カップルはすぐに打ち解けた。
夫が46歳、妻が41歳だという夫婦は感じがよく、不審なところが何もなかった。
そして、とても仲がいい夫婦に見えた。
「クルーズも退屈でしょう」
そう話す夫のほうは、よく日に焼け、人生をとことん楽しんでいるように見える。
「私たち夫婦は何度かクルーズに参加しているんですが、いつも途中から退屈でね」
「実は・・・。新婚旅行なんですけど、主人もすっかり退屈しちゃってまして」
「ははは。ご主人のお気持ちはよくわかりますよ」
饒舌な夫の横に座る41歳の美しい妻は、穏やかに笑みを浮かべ、夫の腕を撫で続けている。
船内のバーに移動し、4人は話を続けた。
心地よい酔いが4人を支配し始めた頃、男がその提案を口にした。
「どうです、私たちとゲームをしませんか?」
「ゲーム、ですか?」
不思議そうに聞く新婦の表情には、しかし、好奇に満ちた輝きがあった。
「1日だけお互いの夫婦を交換し合うんです」
男の説明は巧みだった。
「実は私たち、過去に何度かこんなゲームをしましてね。これが実に面白い」
そう話す男に続き、隣に座る彼の妻が初めて口を開いた。
「最初は戸惑うと思いますけど、これまで気づかなかった相手の魅力がきっと見つかると思いますわ」
そして、新婚夫婦は提案を受け入れた。
男は穏やかな笑みを浮かべ、二人に言った。
「紹介遅れました。私は里島透、こちらは妻の千恵子です。では、明日の午後1時、プールサイドでゲームを始めましょうか」
<第11章 完結>
「海がきれい! やっぱりクルーズを選んで正解だったわ」
「1週間、二人きりで楽しもうよ」
しがみついてくる新婦を、新郎が甲板で抱きしめる。
周囲を気にすることなく口づけを交わす二人。
まだ共に20代の夫婦だ。
新婦の肉体には、無限の性の可能性が秘められている。
二人は部屋でくつろぎ、豪華な食事を楽しんだ。
プールで泳ぎ、夜はたっぷりとベッドで愛し合った。
そんな日々が数日間経過したとき。
一定の満足とともに、僅かな退屈さを二人は感じ始めていた。
その夜、食事の席にいた二人は、何か刺激を求める気配を漂わせていたのかもしれない。
「新婚旅行ですか?」
突然声をかけてきた夫婦と、新婚カップルはすぐに打ち解けた。
夫が46歳、妻が41歳だという夫婦は感じがよく、不審なところが何もなかった。
そして、とても仲がいい夫婦に見えた。
「クルーズも退屈でしょう」
そう話す夫のほうは、よく日に焼け、人生をとことん楽しんでいるように見える。
「私たち夫婦は何度かクルーズに参加しているんですが、いつも途中から退屈でね」
「実は・・・。新婚旅行なんですけど、主人もすっかり退屈しちゃってまして」
「ははは。ご主人のお気持ちはよくわかりますよ」
饒舌な夫の横に座る41歳の美しい妻は、穏やかに笑みを浮かべ、夫の腕を撫で続けている。
船内のバーに移動し、4人は話を続けた。
心地よい酔いが4人を支配し始めた頃、男がその提案を口にした。
「どうです、私たちとゲームをしませんか?」
「ゲーム、ですか?」
不思議そうに聞く新婦の表情には、しかし、好奇に満ちた輝きがあった。
「1日だけお互いの夫婦を交換し合うんです」
男の説明は巧みだった。
「実は私たち、過去に何度かこんなゲームをしましてね。これが実に面白い」
そう話す男に続き、隣に座る彼の妻が初めて口を開いた。
「最初は戸惑うと思いますけど、これまで気づかなかった相手の魅力がきっと見つかると思いますわ」
そして、新婚夫婦は提案を受け入れた。
男は穏やかな笑みを浮かべ、二人に言った。
「紹介遅れました。私は里島透、こちらは妻の千恵子です。では、明日の午後1時、プールサイドでゲームを始めましょうか」
<第11章 完結>