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人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第12章 泉~遠い昔の記憶
中学生の私には、男の年齢がその声からだけではよくわからなかった。
だが、それほど年をとっていないように聞こえた。
彼の言葉が、私にいくつかの事実を教えた。
荒木の家庭がやはり困窮しているらしいこと。
既にこのアパートの家賃が4か月も滞納していること。
そして、荒木の母親の名前、泉・・・・。
「毎回そんな風に逃げるだけじゃないですか、奥さん」
男に立ち去る気配はない。
彼の無礼な態度が、私にはどうにも我慢できなかった。
だが、所詮は中学生だ。
何かできるわけでもなく、私は息を殺してふすまのこちら側に居続けた。
「奥さん、こんな内職じゃ、ろくなお金にもならんでしょうが」
「・・・・・・」
「違う職でも見つけたらどうですか、奥さん」
「それは・・・・・」
「奥さんのその体を使えば、すぐに金なんかたまるって前から言ってるでしょう」
「・・・・・・」
「俺が紹介してやろうか、奥さんの働き口を」
私の体奥で、怒りと未体験の興奮が渦巻いている。
男が椅子から立ち上がった気配がした。
ふすまの向こうで、荒木の母親が窮地に追い込まれている。
だが、私にはやはり動くことができなかった。
「この体なら、一晩で相当稼げるんだぜ、奥さん」
男の抑えた声。
そして、荒木の母親が後ずさりする気配。
その直後、何かがもみ合うような音がした。
だが、それほど年をとっていないように聞こえた。
彼の言葉が、私にいくつかの事実を教えた。
荒木の家庭がやはり困窮しているらしいこと。
既にこのアパートの家賃が4か月も滞納していること。
そして、荒木の母親の名前、泉・・・・。
「毎回そんな風に逃げるだけじゃないですか、奥さん」
男に立ち去る気配はない。
彼の無礼な態度が、私にはどうにも我慢できなかった。
だが、所詮は中学生だ。
何かできるわけでもなく、私は息を殺してふすまのこちら側に居続けた。
「奥さん、こんな内職じゃ、ろくなお金にもならんでしょうが」
「・・・・・・」
「違う職でも見つけたらどうですか、奥さん」
「それは・・・・・」
「奥さんのその体を使えば、すぐに金なんかたまるって前から言ってるでしょう」
「・・・・・・」
「俺が紹介してやろうか、奥さんの働き口を」
私の体奥で、怒りと未体験の興奮が渦巻いている。
男が椅子から立ち上がった気配がした。
ふすまの向こうで、荒木の母親が窮地に追い込まれている。
だが、私にはやはり動くことができなかった。
「この体なら、一晩で相当稼げるんだぜ、奥さん」
男の抑えた声。
そして、荒木の母親が後ずさりする気配。
その直後、何かがもみ合うような音がした。