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人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第12章 泉~遠い昔の記憶
「うっ・・・・・・」

何かに耐えるような僅かな吐息。

紛れもなく、それは荒木の母親のものだった。

あの日と比べ、今聞こえてくる声は、はるかに濃厚に思えた。

「やっ・・・・・・」

30秒、或いは1分ほどの間隔で、僅かな息がこちらに届く。

その合間には、男のたかぶった荒い息遣いがあった。

苦しげに、興奮を隠せない風に、何かを激しく求める男の息。

強く吸い付くような、湿った音。

そして、その後に続く荒木の母親の折れそうな声。

「あっ・・・・・」

私は、全身に高鳴る鼓動を感じつつ、その場を動くことができなかった。

「奥さん、男にはご無沙汰なんでしょう」

初めて男の声が聞こえた。

あの日にここにやってきた取り立て屋の声ではない。

大家がここに来たのだ。

私はそれを確信した。

家賃を受け取るために、いや、金ではないもので払ってもらうことを期待して、大家がここに現れたのだ。

「奥さんのこと、ずっと目をつけてたんですよ」

「・・・・」

「ブラを外してもらいましょうか、奥さん」

何かがもみあうような気配がした。

やがて、男が濃厚に吸い付く音が続く。

「うっ・・・」

「いい胸だ」

「ううんっ・・・・・」

荒木の母親の声が、僅かに高みを増していく。

それは数分間続き、次第に二人の息遣いは荒くなっていった。

「この腿ですよ、奥さん、私が想像していたのは」

「そこは・・・・、井上さん・・・・・」

大家の名前は井上というようだった。

荒木の母親の声には、確かな困惑の色があった。

「これも脱いでもらいましょうか、奥さん」

男が吸い付き、舐めるような気配。

ううんっ、というかすかな女の息。

衣擦れするような音。

物がどこかから落下するような気配。

そして、荒木の母親の声が聞こえた。

「駄目っ・・・・・」

激しく吸いつく男の唇が奏でる音。

遂に屈するような女の喘ぎ。

「ああんっ・・・・・・」

何かに支配されるように、私はふすまを僅かに開いた。

布団の上に、荒木の母親がいた。

ミニスカートだけを身に着けた裸体。

美しく盛り上がった乳房。

強く押し広げられた長い美脚。

その中心に、男の顔が埋もれている。

男は既に全裸だった。

男の顔が動く度、荒木の母親の指が布団の上で震えている。
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