この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第13章 香菜子~キャンプ場での出来事
「キャンプ?」

突然の提案に、香菜子は思わず美月を見つめた。

「幼稚園で何か聞いたのかしら。純平が行きたいってうるさいのよ」

「ご主人はキャンプとか好きな方なの?」

「全然。うちの人、そういうのはまるで駄目なんだけどねえ」

幼稚園の行事で、香菜子は以前に一度だけ美月の夫に会っている。

美月からはやや年上に見えたその男性は、確かにおとなしそうなタイプに見えた。

彼女の話では、夫は運動音痴な学者タイプで、口数も少ないとのことだった。

「家族同士で一緒に行くの?」

「うちの人がたとえ嫌がっても、私無理やり連れていくから」

「まあ・・・。美月さん、でも、我が家はキャンプ経験者なんかゼロよ」

「大丈夫。テントじゃなくて、最初から小さなコテージとかあるところ、私、昔行ったことがあるの」

そう話す美月は、既に行くことを決めているようで、香菜子にはどこかおかしかった。

「家族で一緒にどうかしら。香菜子さんのご主人なら、たとえ経験なくたって、キャンプなんか得意そうだけどなあ」

美月もまた、香菜子の夫には会ったことがあるのだ。

「どうかしらねえ」

「大丈夫。健太君だってきっと喜ぶはずよ」

確かにそれは事実だった。

息子がキャンプ場で親友と一緒にはしゃぎまわる姿が、香菜子には容易に想像できた。

「じゃあ一度行ってみようかしら」

「さすが香菜子さん、そう来なくっちゃ」

幼稚園が休みに入った8月の前半。

香菜子は、半ば押し切られるような形で、美月の家族と共にキャンプ場に出かけることに決めた。
/770ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ