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人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第13章 香菜子~キャンプ場での出来事
「だったら、香菜子さんのご主人にされたいなあ」
「うちの人?」
「前から思ってたんだけど、香菜子さんのご主人、素敵じゃない?」
「そうかしら」
「うちとは正反対のタイプって感じ」
美月がそんな風に思っているなんて、香菜子には意外だった。
確かに夫に対する今日の彼女の態度には、男好きする雰囲気を故意に醸し出すような雰囲気がある。
夫を誘惑するために計算されたものなのだろうか。
だが、香菜子は美月に悪い印象を抱くことはなかった。
夫がそんな誘惑に乗るようなタイプではないことを、香菜子は知っている。
確かに、結婚して子供ができるまでの頃とくらべれば、夫婦の距離は多少変わった。
最近では、互いの忙しさを言い訳とするように、夜の営みはぱったり途絶えている。
それでも、二人の間には確かな愛情があった。
それに、美月が本気で香菜子夫婦の関係を壊そうとしているとは思えなかった。
「夫が褒められるのを聞くのは悪くないけど」
香菜子は控えめに本音を漏らした。
「うらやましいなあ。うちなんか、もう夜なんてさっぱりなんだから」
美月の大胆な告白に、香菜子は笑うことしかできない。
「あんなおとなしいタイプでしょう。肉食って感じじゃないのよね。女性に興味あるのって感じでさ」
「でもいいパパなんでしょう?」
「妻を抱いてさえくれればね」
香菜子は再び笑って、美月を見つめた。
「子供たち、ほら、あんなところで遊んでるわよ」
話題を変えようと、香菜子は渓流のそばで遊ぶ二人の子供たちのことを見た。
「楽しそうじゃない?」
二人はのんびり歩きながら、川に向かった。
「川のそばは注意しなさいよ」
「大丈夫だよ! 石で遊んでいるだけだから」
美月の言葉に、彼女の息子、純平が叫ぶ。
香菜子と美月は川原に座り、子供たちを見つめた。
キャンプ場に来た多くの客たちが、川で遊んでいる。
川に入って泳ぐ大人も何人かいた。
「香菜子さん、私たちも泳ごうか?」
「まさか」
「主人に内緒で、このまま服脱いで水に入りたい気分」
確かに、上空には真夏の青空と太陽があった。
二人はしばらく、のんびりとそこに座り続けた。
やがて、美月の視線があるグループに注がれていることに、香菜子は気づいた。
「うちの人?」
「前から思ってたんだけど、香菜子さんのご主人、素敵じゃない?」
「そうかしら」
「うちとは正反対のタイプって感じ」
美月がそんな風に思っているなんて、香菜子には意外だった。
確かに夫に対する今日の彼女の態度には、男好きする雰囲気を故意に醸し出すような雰囲気がある。
夫を誘惑するために計算されたものなのだろうか。
だが、香菜子は美月に悪い印象を抱くことはなかった。
夫がそんな誘惑に乗るようなタイプではないことを、香菜子は知っている。
確かに、結婚して子供ができるまでの頃とくらべれば、夫婦の距離は多少変わった。
最近では、互いの忙しさを言い訳とするように、夜の営みはぱったり途絶えている。
それでも、二人の間には確かな愛情があった。
それに、美月が本気で香菜子夫婦の関係を壊そうとしているとは思えなかった。
「夫が褒められるのを聞くのは悪くないけど」
香菜子は控えめに本音を漏らした。
「うらやましいなあ。うちなんか、もう夜なんてさっぱりなんだから」
美月の大胆な告白に、香菜子は笑うことしかできない。
「あんなおとなしいタイプでしょう。肉食って感じじゃないのよね。女性に興味あるのって感じでさ」
「でもいいパパなんでしょう?」
「妻を抱いてさえくれればね」
香菜子は再び笑って、美月を見つめた。
「子供たち、ほら、あんなところで遊んでるわよ」
話題を変えようと、香菜子は渓流のそばで遊ぶ二人の子供たちのことを見た。
「楽しそうじゃない?」
二人はのんびり歩きながら、川に向かった。
「川のそばは注意しなさいよ」
「大丈夫だよ! 石で遊んでいるだけだから」
美月の言葉に、彼女の息子、純平が叫ぶ。
香菜子と美月は川原に座り、子供たちを見つめた。
キャンプ場に来た多くの客たちが、川で遊んでいる。
川に入って泳ぐ大人も何人かいた。
「香菜子さん、私たちも泳ごうか?」
「まさか」
「主人に内緒で、このまま服脱いで水に入りたい気分」
確かに、上空には真夏の青空と太陽があった。
二人はしばらく、のんびりとそこに座り続けた。
やがて、美月の視線があるグループに注がれていることに、香菜子は気づいた。