この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第13章 香菜子~キャンプ場での出来事
「もう会ってくれないかと思ったわ」
平日の昼間。
アイスティーを飲みながら、美月は香菜子のことを遠慮がちに見つめた。
幼稚園近くのカフェ。
美月の誘いを断ることなく、香菜子はこの店にやってきた。
キャンプに行った後、二人が会うのはこれが初めてだった。
9月になり、幼稚園も再開している。
「見損なったでしょう、私のこと」
「そんな・・・・」
香菜子は胸の高鳴りを懸命に隠しながら、美月を見た。
その人妻が、コテージの部屋で男たちと裸で戯れる姿が、香菜子の脳裏によぎる。
「ただ、びっくりしたわ・・・・」
「私があんな風に主人以外の男性と遊んだから?」
「ええ・・・・」
美月は悪びれることもなく、笑顔を浮かべた。
「たまには息抜きしないと。主婦もやってられないわ」
「そうかしら・・・・」
「香菜子さん、帰らなければよかったのに」
「・・・・」
「あの後、すごかったのよ」
彼女はもちろん知る由もない。
私がコテージを逃げ去ったあと、どこで誰と何をしていたのか・・・・。
「ねえ、言わないでよ、香菜子さん」
「えっ?」
「主人には絶対内緒よ。二人だけの秘密。いいわね」
「・・・・」
「香菜子さんだって、若い子と気持ちよさそうにキスしてたわ」
「美月さん・・・・・」
「私のこと言うんだったら、ご主人に香菜子さんのこと教えちゃうから」
「ちょっと・・・・・」
「ふふふ。冗談よ」
ストローでグラスをかき回しながら、美月が続ける。
「私ね、いつも後腐れがないようにするの」
「えっ?」
「この前の人たち。素敵だったけど、あの夜だけ。連絡先も教えてないから、もう会うことはないわ」
「そう・・・・」
「男と女は引きずったら、本当に危ないんだから」
美月の言葉が、香菜子の体奥を鋭くえぐる。
そのとき、香菜子のバッグの中でメールの着信音がした。
携帯をちらりと見た香菜子は、一瞬、表情をこわばらせた。
「香菜子さん、どうしたの? そんなこわい顔して」
「別に・・・・、なんでもないわ・・・・・」
目の前にいる人妻の夫からのメールを見つめ、香菜子は肢体を熱くしている。
<第13章 完結>
平日の昼間。
アイスティーを飲みながら、美月は香菜子のことを遠慮がちに見つめた。
幼稚園近くのカフェ。
美月の誘いを断ることなく、香菜子はこの店にやってきた。
キャンプに行った後、二人が会うのはこれが初めてだった。
9月になり、幼稚園も再開している。
「見損なったでしょう、私のこと」
「そんな・・・・」
香菜子は胸の高鳴りを懸命に隠しながら、美月を見た。
その人妻が、コテージの部屋で男たちと裸で戯れる姿が、香菜子の脳裏によぎる。
「ただ、びっくりしたわ・・・・」
「私があんな風に主人以外の男性と遊んだから?」
「ええ・・・・」
美月は悪びれることもなく、笑顔を浮かべた。
「たまには息抜きしないと。主婦もやってられないわ」
「そうかしら・・・・」
「香菜子さん、帰らなければよかったのに」
「・・・・」
「あの後、すごかったのよ」
彼女はもちろん知る由もない。
私がコテージを逃げ去ったあと、どこで誰と何をしていたのか・・・・。
「ねえ、言わないでよ、香菜子さん」
「えっ?」
「主人には絶対内緒よ。二人だけの秘密。いいわね」
「・・・・」
「香菜子さんだって、若い子と気持ちよさそうにキスしてたわ」
「美月さん・・・・・」
「私のこと言うんだったら、ご主人に香菜子さんのこと教えちゃうから」
「ちょっと・・・・・」
「ふふふ。冗談よ」
ストローでグラスをかき回しながら、美月が続ける。
「私ね、いつも後腐れがないようにするの」
「えっ?」
「この前の人たち。素敵だったけど、あの夜だけ。連絡先も教えてないから、もう会うことはないわ」
「そう・・・・」
「男と女は引きずったら、本当に危ないんだから」
美月の言葉が、香菜子の体奥を鋭くえぐる。
そのとき、香菜子のバッグの中でメールの着信音がした。
携帯をちらりと見た香菜子は、一瞬、表情をこわばらせた。
「香菜子さん、どうしたの? そんなこわい顔して」
「別に・・・・、なんでもないわ・・・・・」
目の前にいる人妻の夫からのメールを見つめ、香菜子は肢体を熱くしている。
<第13章 完結>