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人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第14章 瞳~図書館での出来事
「一番ミニをはいてくること。いいね」

翌朝になっても、瞳の体奥には彼の甘い言葉が刻み込まれていた。

昨夜は鼓動がいつまでも収まることがなく、よく眠れなかった。

瞳は今、下着だけで裸体を隠し、鏡の前で立っている。

どうしよう・・・・・

迷う必要などない。

彼の言葉を無視し、いつものデニムをはいて図書館に向かえばいいのだ。

だが、今の瞳には、そんな簡単な決断ができなかった。

ベッド脇に置かれた本。

昨夜もまた、その本を見つめ、肢体を淫らに熱くさせてしまった私。

新妻というのに、いったい・・・・

彼に全ての秘密を知られ、支配されているような気がする。

白色の控えめなブラに隠された胸元が、小ぶりながら盛り上がっている。

そこにそっと手を置き、瞳は僅かに指先を動かした。

ここに触れていいのは雄大だけ・・・・

夫のことを思い浮かべながら、人妻はしかし、快楽の気配を感じた。

駄目っ、早く行かないと・・・・

クローゼットに向かい、瞳は服を選んだ。

藤崎さん、わかりました・・・・・

既に瞳は決めていた。

パーティでしか着ないような、黒色のタイトなワンピースに手を伸ばす。

ノースリーブで胸元が大胆に開き、スカートにはスリットが後ろにある。

膝がはっきり露出するミニスカートが、瞳のヒップをタイトに隠す。

緊張を感じながら、そのワンピースを身に着け、鏡の前に再び立った。

「・・・・」

頬をほのかに赤く染め、瞳はアパートを出た。

駅や電車の中では、男性たちの熱い視線が待っていた。

誰も見てないわよ・・・・

懸命に冷静さを装いながら、瞳は図書館に到着し、カウンターに座った。

「うわあ、瞳さん、どうしたの?」

今日も同じシフトの山内の反応に、戸惑いを隠すことができない。

「合コンでもあるの、今夜?」

「違います・・・・」

「だって凄く色っぽいわよ。もう、そんなに若い肌を露出しなくても」

にやにやと笑う山内を横にしながら、瞳は目の前の仕事に集中しようとした。

正午を過ぎ、午後になるころには、瞳は何とか普段の自分を取り戻した。

2階奥の棚に行く機会もなく、カウンターに座り続ける瞳。

それは、午後3時を回ったころだった。

「この本を探しているんですが」

カウンターで、一人の男性がそう声をかけた。

彼だった。
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