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人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第14章 瞳~図書館での出来事
「まあ、藤崎さん。こんにちは」
隣に座る山内が、いつも通りに陽気に声をかけた。
瞳は、慌てた様子で顔を横にし、傍らにあるパソコン画面を見つめた。
仕事をしている振りをして、この場を逃れようとする瞳。
だが、彼が声をかけているのは、明らかに瞳だった。
「瞳さん、藤崎さんのほうはお願いしますね」
別の客が差し出してくる本を受け取りながら、山内が仕事口調で瞳に言った。
「は、はい・・・・」
小声で返事した後、瞳は目の前にいる彼のことを見つめた。
夏らしい装いの、爽やかなジャケットを着こなしていた。
「この本を探しているんですが」
「はい・・・・」
緊張を抱えたまま、瞳は彼が差し出すメモを見た。
そこには、しかし、本のタイトルなど書いてはいなかった。
代わりに、別のメッセージが綺麗な字で記されていた。
「一緒に2階奥の書棚に」
昨日、彼にあそこで与えられた誘惑めいた感触が、人妻の肉体に残っている。
そんな・・・・
座ったまま、鼓動が高鳴ってくるのを感じながら、瞳はしばらくうつむいた。
「この本はあの辺りにあると思うんですが」
藤崎が、瞳を追い込むように、やさしくささやいた。
しばらくの後、瞳は隣の山内に声をかけた。
「山内さん、2階に行って藤崎さんがお探しの本をご案内してきます」
「ここは任せておいて」
忙しそうに来館者に対応しながら、山内が早口で瞳に答える。
「藤崎さん、じゃあ、こちらへお越しください」
カウンターから立ち上がり、瞳は彼を先導するように歩き始めた。
静寂に包まれた図書館の中、二人は階段に向かって歩いていく。
「瞳さん、とてもきれいだ」
すぐ背後から、彼が瞳にそっとささやく。
黒色のミニワンピースに包まれた肢体を彼に見つめられていることを、瞳は感じる。
「約束通り、ミニスカートを選んでくれましたね」
彼に完全に支配されているような気がして、瞳は思わず口にした。
「これは・・・・、たまたまです・・・・・」
「そうですか」
階段を先導して昇る際、瞳はスカート奥が彼に覗かれているような気がした。
生の美脚が、スカートから大胆に露出している。
そして、瞳は2階奥の西洋古典文学の一画に到着した。
「一番奥に行きなさい」
藤崎は、優し気な口調のまま、しかし確かな指示を人妻に与えた。
隣に座る山内が、いつも通りに陽気に声をかけた。
瞳は、慌てた様子で顔を横にし、傍らにあるパソコン画面を見つめた。
仕事をしている振りをして、この場を逃れようとする瞳。
だが、彼が声をかけているのは、明らかに瞳だった。
「瞳さん、藤崎さんのほうはお願いしますね」
別の客が差し出してくる本を受け取りながら、山内が仕事口調で瞳に言った。
「は、はい・・・・」
小声で返事した後、瞳は目の前にいる彼のことを見つめた。
夏らしい装いの、爽やかなジャケットを着こなしていた。
「この本を探しているんですが」
「はい・・・・」
緊張を抱えたまま、瞳は彼が差し出すメモを見た。
そこには、しかし、本のタイトルなど書いてはいなかった。
代わりに、別のメッセージが綺麗な字で記されていた。
「一緒に2階奥の書棚に」
昨日、彼にあそこで与えられた誘惑めいた感触が、人妻の肉体に残っている。
そんな・・・・
座ったまま、鼓動が高鳴ってくるのを感じながら、瞳はしばらくうつむいた。
「この本はあの辺りにあると思うんですが」
藤崎が、瞳を追い込むように、やさしくささやいた。
しばらくの後、瞳は隣の山内に声をかけた。
「山内さん、2階に行って藤崎さんがお探しの本をご案内してきます」
「ここは任せておいて」
忙しそうに来館者に対応しながら、山内が早口で瞳に答える。
「藤崎さん、じゃあ、こちらへお越しください」
カウンターから立ち上がり、瞳は彼を先導するように歩き始めた。
静寂に包まれた図書館の中、二人は階段に向かって歩いていく。
「瞳さん、とてもきれいだ」
すぐ背後から、彼が瞳にそっとささやく。
黒色のミニワンピースに包まれた肢体を彼に見つめられていることを、瞳は感じる。
「約束通り、ミニスカートを選んでくれましたね」
彼に完全に支配されているような気がして、瞳は思わず口にした。
「これは・・・・、たまたまです・・・・・」
「そうですか」
階段を先導して昇る際、瞳はスカート奥が彼に覗かれているような気がした。
生の美脚が、スカートから大胆に露出している。
そして、瞳は2階奥の西洋古典文学の一画に到着した。
「一番奥に行きなさい」
藤崎は、優し気な口調のまま、しかし確かな指示を人妻に与えた。