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人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第2章 佳恵~義父との許されない関係
「おかえりなさい。今日もお疲れ様です」

その夜、帰宅した耕一を迎えた佳恵に、いつもと変わったところはなかった。

そんな妻の姿に、夫は勿論、何の疑念を抱くことはない。

「何だか今日は綺麗だな、佳恵」

「えっ?・・・・・・」

いつもならお世辞として簡単に受け流す夫のそんな言葉。

今夜はしかし、佳恵の心に妖しく響き、確かに動揺させる。

「そうかしら・・・・・、いつもと同じです・・・・・・・」

「そうか。俺の気のせいか」

今日の昼間の出来事は、永遠の秘密としなければならない。

全て、忘れるのよ・・・・・・、全て・・・・・・・・・。

佳恵は、自らに強くそう言い聞かせる。

そして数日、更に数週間が経過した。

しばらくの間は、何も起こることはなかった。

昼間、自宅で二人きりになっても、精三が佳恵に接近することはなかった。

以前と同じ様子で自分の部屋にこもり、佳恵を避けようとしている。

お義父さんも反省してるんだわ、きっと・・・・・・・・

月日が経過するに従い、佳恵は次第に平静さを取り戻した。

何とかあの出来事を忘れられるという、そんな確信さえ感じつつあった。

だが、事実はそうは運ばなかった。

あの日から数か月後のことだった。

珍しく早く帰宅した夫が、食事を済ませ、バスルームに向かった。

「お疲れみたいだから、ゆっくり入ってくださいね」

多忙な耕一を気遣いながら、佳恵は台所の後片付けを始めた。

テーブルから運んだ食器を、手早く洗っていく。

そのときだった。

佳恵のヒップに、誰かの手が置かれた。
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