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人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第15章 礼子~夫の部下達との一夜
「今度、家に来ないか?」
桐嶋耕司は、部下である二人にそう声をかけた。
金曜日の夜。
会社近くのカジュアルな居酒屋だ。
テーブルには、リラックスした雰囲気の3名のサラリーマンがいる。
大手繊維メーカーの部長、桐嶋耕司は今年48歳。
この春、部長に昇格したばかりの彼は、社内でも人望が厚い好人物であった。
沈着冷静という形容があてはまる彼の周囲には、常に安心感が漂っていた。
同席する部下は2名、石野、そして片平という名前の男性だ。
共に30代半ばで独身。
桐嶋との付き合いは長く、二人の活躍が桐嶋を部長に昇格させたという面もあった。
石野、そして片平もまた、物静かで穏やかな性格の持ち主だった。
独身でハンサムな彼ら二人には、女性社員にもファンが多い。
今夜、食事に誘ったのは桐嶋のほうだった。
生ビールで乾杯し、食事を1時間程度進めたころ、桐嶋が突然切り出した。
「今度、家に来ないか?」
「部長のご自宅にですか?」
片平の1年先輩にあたる石野が、少し驚いたように言った。
「二人と付き合いは長いのに、まだ一度も来たことがないじゃないか」
「それはそうですが」
遠慮気味な反応を示す片平に、桐嶋が続ける。
「実は君たち二人に頼みたいことがあってね」
「何でしょうか」
「うん」
珍しくもったいぶった様子の部長を見つめ、二人は続きを待った。
「再来週の週末だ。何十年ぶりかの小学校のクラス会があるんだ」
「へえ、それは楽しみですね」
「泊りがけで行くんだが、妻は当然留守番だ」
桐嶋の言葉に、二人の部下は少し不思議そうに見つめ合う。
「それで、その夜、二人に家に来てもらいたいんだが」
「しかし部長はいらっしゃらないんですよね?」
石野が持っていたグラスを置き、桐嶋に聞く。
「ちょうどその週末に花火大会があってね」
「そういえば部長がお住まいの近くでは毎年ありますね」
それは、河川敷で毎年夏に開催される、大規模な花火大会だった。
多くの人が訪問し、周辺はごった返す。
だが、それと自宅への招待にいったいどんな関係があるのか。
桐嶋が説明を続ける。
「少し、妻に気晴らしをしてもらいたいのさ」
「奥様に、気晴らしですか?」
二人の疑問は、更に深まるばかりだ。
桐嶋耕司は、部下である二人にそう声をかけた。
金曜日の夜。
会社近くのカジュアルな居酒屋だ。
テーブルには、リラックスした雰囲気の3名のサラリーマンがいる。
大手繊維メーカーの部長、桐嶋耕司は今年48歳。
この春、部長に昇格したばかりの彼は、社内でも人望が厚い好人物であった。
沈着冷静という形容があてはまる彼の周囲には、常に安心感が漂っていた。
同席する部下は2名、石野、そして片平という名前の男性だ。
共に30代半ばで独身。
桐嶋との付き合いは長く、二人の活躍が桐嶋を部長に昇格させたという面もあった。
石野、そして片平もまた、物静かで穏やかな性格の持ち主だった。
独身でハンサムな彼ら二人には、女性社員にもファンが多い。
今夜、食事に誘ったのは桐嶋のほうだった。
生ビールで乾杯し、食事を1時間程度進めたころ、桐嶋が突然切り出した。
「今度、家に来ないか?」
「部長のご自宅にですか?」
片平の1年先輩にあたる石野が、少し驚いたように言った。
「二人と付き合いは長いのに、まだ一度も来たことがないじゃないか」
「それはそうですが」
遠慮気味な反応を示す片平に、桐嶋が続ける。
「実は君たち二人に頼みたいことがあってね」
「何でしょうか」
「うん」
珍しくもったいぶった様子の部長を見つめ、二人は続きを待った。
「再来週の週末だ。何十年ぶりかの小学校のクラス会があるんだ」
「へえ、それは楽しみですね」
「泊りがけで行くんだが、妻は当然留守番だ」
桐嶋の言葉に、二人の部下は少し不思議そうに見つめ合う。
「それで、その夜、二人に家に来てもらいたいんだが」
「しかし部長はいらっしゃらないんですよね?」
石野が持っていたグラスを置き、桐嶋に聞く。
「ちょうどその週末に花火大会があってね」
「そういえば部長がお住まいの近くでは毎年ありますね」
それは、河川敷で毎年夏に開催される、大規模な花火大会だった。
多くの人が訪問し、周辺はごった返す。
だが、それと自宅への招待にいったいどんな関係があるのか。
桐嶋が説明を続ける。
「少し、妻に気晴らしをしてもらいたいのさ」
「奥様に、気晴らしですか?」
二人の疑問は、更に深まるばかりだ。