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人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第15章 礼子~夫の部下達との一夜
「主人が無理をお願いしてしまったみたいね」
3名が並んで座れるほどの大型のソファ。
石野と片平だけがそこに座った。
恐縮した様子で麦茶を飲む二人を、上司の妻が観察するように見つめる。
ソファ前に置かれたテーブルの傍ら、礼子は膝を曲げて床に座っていた。
「我々も週末は暇してますので」
片平がさりげなさを装いながら、そう答えた。
「お忙しいんでしょう」
「いえ。今日は奥様とお会いできるのを楽しみにしてました」
石野の言葉に、礼子は知的な表情を少し崩す。
「お上手ね」
「それに、花火大会も楽しみです」
「そうね・・・・、私はもう、随分長い間行ってないわ・・・・」
礼子の言葉に、二人は一抹の寂しさが混じっていることを感じた。
やはり、部長との関係は冷え切ったものになっているのか・・・・
「お食事、あちらに用意してますから」
唐突に、礼子が言った。
「えっ?」
リビングに接するダイニングのテーブルに鮨が並んでいる。
「出前ですけど。おいしいって評判なんです」
「あ、ありがとうございます・・・・・」
「お食事には、やっぱりビールがよろしいわよね」
立ち上がった礼子は、返事を待つこともなく、冷蔵庫から缶ビールを2本出した。
「さあ、先に召し上がってくださいな」
「すみません・・・・」
石野は、そこに二人分しか用意されていないことに気付く。
「私はさっき簡単に済ませましたから」
二人の質問を先回りするようにそう言った礼子が、言葉を続けた。
「しばらくこちらでお過ごしになって。私は着替えてきますね」
そう言い残すと、礼子は足早に2階へと階段を昇って行った。
「何だか申し訳ないな」
「ええ」
「やはり来るべきじゃなかったかもしれない」
「奥様もこれでは気疲れするだけですよね」
「俺たちもな」
二人は静かに食事を進めた。
美味な鮨だった。
ビールに手をつけることなく、二人は30分程度で食事を終えた。
「奥様、そろそろいらっしゃるかな」
2階で着替えをしているという上司の妻。
美しい人妻が着替えをしていることを想像し、二人は妙に落ち着かない気分だった。
午後6時を少し過ぎた頃。
階段を静かに降りてくる足音が聞こえた。
「お食事は終わったかしら」
艶やかな浴衣姿に着替えた礼子が二人に聞いた。
3名が並んで座れるほどの大型のソファ。
石野と片平だけがそこに座った。
恐縮した様子で麦茶を飲む二人を、上司の妻が観察するように見つめる。
ソファ前に置かれたテーブルの傍ら、礼子は膝を曲げて床に座っていた。
「我々も週末は暇してますので」
片平がさりげなさを装いながら、そう答えた。
「お忙しいんでしょう」
「いえ。今日は奥様とお会いできるのを楽しみにしてました」
石野の言葉に、礼子は知的な表情を少し崩す。
「お上手ね」
「それに、花火大会も楽しみです」
「そうね・・・・、私はもう、随分長い間行ってないわ・・・・」
礼子の言葉に、二人は一抹の寂しさが混じっていることを感じた。
やはり、部長との関係は冷え切ったものになっているのか・・・・
「お食事、あちらに用意してますから」
唐突に、礼子が言った。
「えっ?」
リビングに接するダイニングのテーブルに鮨が並んでいる。
「出前ですけど。おいしいって評判なんです」
「あ、ありがとうございます・・・・・」
「お食事には、やっぱりビールがよろしいわよね」
立ち上がった礼子は、返事を待つこともなく、冷蔵庫から缶ビールを2本出した。
「さあ、先に召し上がってくださいな」
「すみません・・・・」
石野は、そこに二人分しか用意されていないことに気付く。
「私はさっき簡単に済ませましたから」
二人の質問を先回りするようにそう言った礼子が、言葉を続けた。
「しばらくこちらでお過ごしになって。私は着替えてきますね」
そう言い残すと、礼子は足早に2階へと階段を昇って行った。
「何だか申し訳ないな」
「ええ」
「やはり来るべきじゃなかったかもしれない」
「奥様もこれでは気疲れするだけですよね」
「俺たちもな」
二人は静かに食事を進めた。
美味な鮨だった。
ビールに手をつけることなく、二人は30分程度で食事を終えた。
「奥様、そろそろいらっしゃるかな」
2階で着替えをしているという上司の妻。
美しい人妻が着替えをしていることを想像し、二人は妙に落ち着かない気分だった。
午後6時を少し過ぎた頃。
階段を静かに降りてくる足音が聞こえた。
「お食事は終わったかしら」
艶やかな浴衣姿に着替えた礼子が二人に聞いた。