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人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第15章 礼子~夫の部下達との一夜
「・・・・」
言葉を発することなく、礼子が顔をあげた。
石野と片平の間に、発言を後悔するような雰囲気が流れる。
だが、二人は同じことを考えていた。
そう誘うべきだ。
彼女の夫はそれを望んでいたはずだから。
「こちらにいらしてください、奥様」
石野はもう一度言った。
「私がそこに?」
「ええ」
片平が位置をずらし、スペースを拡大する。
決して広い空間とは言えない。
3人が触れ合いながら座るようなことになるのだろう。
夫の部下二人に人妻が挟まれるような格好で。
「奥様に思い出してほしいんです」
「・・・・」
「奥様が男性にとってどれほど魅力的なのかを」
「まあ・・・・・」
「それに、上司の命令ですから」
「えっ?」
「今夜、奥様を悦ばせることは」
礼子は顔をこわばらせ、それを隠すように笑みを浮かべた。
しばらくの後、人妻が言った。
「そこに座れば、私を悦ばせてくれるのかしら」
遊びなれた人妻のような台詞。
だが、今は違う。
二人に精一杯、虚勢を張った言葉。
奥様は男を弄ぶようなタイプではない。
そんな経験など、この奥様には一度もないのだ。
二人はそれを知っている。
「さあ」
石野が人妻の決断を促した。
日常を少しの間、忘れ去ることへの決断。
沈黙の後、礼子がささやいた。
「じゃ、お任せします」
浴衣姿の礼子が二人に近づく。
二人は長身の人妻を見上げた。
「失礼しますね」
男性の間に割って入るように、礼子が腰を沈めた。
花火大会の帰路、群衆にもみくちゃにされた記憶がよみがえる。
見知らぬ男たちに肢体をいじられた人妻。
3人は今、肢体を触れ合っている。
互いの腕、そして、脚が接している。
人妻の汗と緊張が、左右の男たちに伝わる。
礼子が鼓動を高めているのは明らかだった。
何かを迫るような喉の渇きを二人は感じた。
柔らかな人妻の躰。
人妻は何を考えているのだろう。
何を待っているのだろうか。
礼子は無言だった。
時折、耐えきれぬように、人妻の腰がソファ上で動いた。
「奥様」
「・・・・」
「緊張されてますか」
石野の言葉が、礼子の耳元でささやかれる。
「こんなこと、慣れてないから・・・・」
恥ずかし気に声を漏らす人妻。
二人の手が、礼子の肉体に伸びていく。
言葉を発することなく、礼子が顔をあげた。
石野と片平の間に、発言を後悔するような雰囲気が流れる。
だが、二人は同じことを考えていた。
そう誘うべきだ。
彼女の夫はそれを望んでいたはずだから。
「こちらにいらしてください、奥様」
石野はもう一度言った。
「私がそこに?」
「ええ」
片平が位置をずらし、スペースを拡大する。
決して広い空間とは言えない。
3人が触れ合いながら座るようなことになるのだろう。
夫の部下二人に人妻が挟まれるような格好で。
「奥様に思い出してほしいんです」
「・・・・」
「奥様が男性にとってどれほど魅力的なのかを」
「まあ・・・・・」
「それに、上司の命令ですから」
「えっ?」
「今夜、奥様を悦ばせることは」
礼子は顔をこわばらせ、それを隠すように笑みを浮かべた。
しばらくの後、人妻が言った。
「そこに座れば、私を悦ばせてくれるのかしら」
遊びなれた人妻のような台詞。
だが、今は違う。
二人に精一杯、虚勢を張った言葉。
奥様は男を弄ぶようなタイプではない。
そんな経験など、この奥様には一度もないのだ。
二人はそれを知っている。
「さあ」
石野が人妻の決断を促した。
日常を少しの間、忘れ去ることへの決断。
沈黙の後、礼子がささやいた。
「じゃ、お任せします」
浴衣姿の礼子が二人に近づく。
二人は長身の人妻を見上げた。
「失礼しますね」
男性の間に割って入るように、礼子が腰を沈めた。
花火大会の帰路、群衆にもみくちゃにされた記憶がよみがえる。
見知らぬ男たちに肢体をいじられた人妻。
3人は今、肢体を触れ合っている。
互いの腕、そして、脚が接している。
人妻の汗と緊張が、左右の男たちに伝わる。
礼子が鼓動を高めているのは明らかだった。
何かを迫るような喉の渇きを二人は感じた。
柔らかな人妻の躰。
人妻は何を考えているのだろう。
何を待っているのだろうか。
礼子は無言だった。
時折、耐えきれぬように、人妻の腰がソファ上で動いた。
「奥様」
「・・・・」
「緊張されてますか」
石野の言葉が、礼子の耳元でささやかれる。
「こんなこと、慣れてないから・・・・」
恥ずかし気に声を漏らす人妻。
二人の手が、礼子の肉体に伸びていく。